こんにちは
けーこです✨

都内は桜が今週見頃になっています🌸
この時期になると思い出す場所があります。
以前住んでいた町、東村山市にある桜の名所、多摩全生園です。
ママ友さんに、「お花見にいい場所があるよー」と誘われて行ったのがはじめでした。
ハンセン病患者のための療養の場所で、
生活する家屋や病院、仕事場、学校、協会やお寺、美容室等生活に必要なものが一通りそろっている
小さな町のようなつくりです。
以前は一生治ることなく「業病」とも呼ばれ恐怖の病とされたハンセン病。
突然家に来るトラックに乗せられ親と離され、隔離されたこどももいたといいます。
のちに実は遺伝しない、隔離の必要のない感染症とされてからも
当時からの差別や偏見から逃れるため
また戻るふるさとが無いために現在も生活をしている方たちがいます。
園内には資料館があり、ハンセン病について学ぶことができます。
ハンセン病について↓
ハンセン病は差別や強制的な手術、不妊などで人権を奪われたとして訴訟も起きていますが、
失った時間や家族ふるさととのつながりはかえってきません。
今起きている感染症騒ぎも、
最初は隔離が必要なとされましたが
今は同じ空間で食事しているのにマスクしていれば平気。
マスクしていないと濃厚接触者とか
陽性になっても2日間自宅待機でその後の検査はしなくて大丈夫とか
無茶苦茶なことが起きてますよね😅
でも多摩全生園は
こんなのは何も今に始まったことじゃないのだ、と強く実感する場所です。
満開の桜の中、今は近所の住民のお花見スポットで賑わいますが
午前中、誰もいない広大な敷地を小鳥の鳴き声を聞きながら歩くとき、
こんなことを人は何度も繰り返してきたのだと悲しみも感じます。
もう終わりにしなければなりませんね。
最後までお読み頂きありがとうございました✨