医学は日々進歩しています。
例えば、僕が整形外科医として働いていた4年前からでも、色んなお薬が登場していて、一般診療から離れているため、知らないお薬も増えてきました
出来る限り新薬の情報を手に入れ、知識をアップデートしていきたいです
そして、傷(創)に関しても医療界の常識が少しずつ変わろうとしています。
僕が小学生の頃(20年以上前)は、
『傷は早く“かさぶた”を作ってあげたほうが良い』
『傷は乾燥させた方が良い』
というのが常識であった様に記憶に残っています。
しかし、今は
『傷は“かさぶた”を“作らないほうが良い』『傷はジュクジュク環境の方が綺麗に早く治る』
⇒閉鎖湿潤療法!!
といった考え方が広まりつつあり、僕はこちらの考え方に準じて診療しています。
僕が参考にしているのは、夏井睦先生の『新しい創傷治癒』というサイトです。
もちろん、サイトだけで信頼しているのではなく、直接、熊本から練馬光が丘病院に見学に伺ったこともあります書籍も購入しました。
そして、実際に整形外科の頃の交通事故の患者様の傷などは、
『消毒することなく、綺麗に洗い流して、あえてジュクジュクさせるような保護剤(サランラップでも良いです)で保護するだけ』で治療していました。
本当に綺麗に治りますよ~!!
家族の火傷や擦り傷(子供は頻繁に怪我しますよね)なども、この方法で治しています
要は
『痛いことは傷に毒である』
と考えれば簡単です!!
最後にスタッフが火傷をした際に、救急受診した病院がガーゼで保護したりしていたので、僕が治療を担当するといって治療した症例写真を提示します!
結婚式が控えているスタッフなので、綺麗に治って良かったです
火傷3日目
2週間後
分からないことがあれば、聞いて下さいね~
では、また