【つづき】

※カラオケ店看板画像はイメージです。

さて、今日も迷うことなく個室利用を希望。
前日と同じ部屋（だったかな？）に通されると、ほどなくしてドリンクが運ばれてくる。

ボクのお相手こそ違うけど、ここまでは昨日と“ほぼ”同じ流れ。
が、この先の展開は昨日とは全く違っていた！

一番の大きな違いは･･････

歌を唄わないことっ！！

そんなこんなで1時間後、チーママさん（？）が入ってきて延長の確認をする。

「Kさん、延長しても良いですか？」
『あぁ、良いよ。』

そして、次の1時間もまぁ唄わない。（笑）
あははは、、カラオケ屋さんに何しに行ってんだよ、オマエら･･･って感じ。^^;

コーハイくんに関しては、その答えが彼の下心にあることに疑いの余地はない。（ハズ）
すなわち、この旅行で最も気に入ったコとの懇親を深め、あわよくば連絡先をゲットして先につなげようってコトなのだろう。

ボクはそんな彼の行動を、自分の付けた娘そっちのけ（ゴメンなさい･･･）で見守る。
しばらくすると、あろうことか先輩であるボクに背を向け（笑）、コーハイくんはあたかも部屋に2人しか居ないかのような積極的な行動を採り始めた。

うぅ～む･･･ハタからみていても、コーハイくんの**ちゃんに対する想いが解るようだ。
ってかAくん、仕事にここまでの情熱を傾けたことってあるんかいな。^^;

2時間後、2度目のチェックタイミング。
ちょーど（めずらしく）ボクが唄っている真っ最中だったんで、その判断はコーハイくんにお任せした。

彼は「相談するから一度下がって欲しい」っと言ってチーママさんを退席させると、ボクの歌が終わるのを待って「Kさん、どうしますか？」っと確認する。

ボクには今日、この店でのポリシーなんかは一切ない。
コーハイくんが楽しければそれで良い。

彼のフライトを考えると、ここを出て空港に向かわなければならないのはザックリ23:00ってトコだろう。
で、今は22:30だ。
ボク自身はここで切り上げても良いし、30分のために1時間延長しても良い･･･って思っていたんだけど、そこはコーハイくんが（ボクを気遣って）気にした。

「延長したら、（ボクが帰る23:00以降の30分も）唄っていかれますか？」
『いや、それは無いな。（付けたレディを気に入っているワケでもないし、）そのタイミングでボクも出るよ。』
「それは悪いです･･･」

結果、ボクだけが2時間で切り上げることにし、コーハイくんは延長したうえで23:00になったら（お店の方に）スワンナプーム空港までのタクシーを呼んでもらうこととなった。

ってことで、ここでコーハイくんとはお別れ。

コーハイくん、お疲れさま。
この旅行がキミにとっても思い出深く、「また来たい！」って思えるものになっていたのならボクも嬉しいんだけどね。(^^)

コーハイくんのラストナイト（by 杉●理）