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今日は土日のレース予想ではなく、馬券術について少し書きます。枠人気論とかバイオリズム論とか、「師匠」と仰ぐ宮田比呂志さんから学んだ馬券術はいくつもありますが、これはオリジナルの馬券術です(あんまり教えたくないんですけど 笑)。配当の大きな馬券を狙って獲れるようになる一つの近道だと思うので、関心のある方は試してみるとおもしろいと思います。
私はこの作戦を「わたり理論」と呼んでいます。どういうことかと言いますと、三連複万馬券となったレースで3着以内に入った三頭の単勝人気のうち、最も人気のなかった馬の人気順に着目して、どう変遷していったかを追っていくと、たとえば、1Rで⑪番人気が3着以内に入って三連複万馬券となったとすると、2Rでは⑨番人気、3Rでは⑬番人気が来て万馬券になった……という具合に、奇数人気(あるいは偶数人気の場合もありますが)を “わたっていく” 現象が現れることがあります。なので、これを先読みして狙っていくという馬券作戦のことです。
典型的で比較的わかりやすかった日を例にすると、今年の5月24日(土)の京都競馬では、10Rまでで1R・2R・3R・7Rで三連複の配当が万馬券になりました。この4レースで3着以内に入った馬の人気順を〇数字で並べると(左から順に1・2・3着)、
1R ②・⑨・① 三連複14,270円 三連単 67,590円
2R ②・⑫・⑤ 〃 41,800円 〃 224,280円
3R ②・④・⑧ 〃 10,300円 〃 38,920円
7R ①・⑦・⑧ 〃 11,380円 〃 36,160円
1Rが奇数人気の⑨人気だったので、ちょっと紛らわしいのですが、2・3・7Rと偶数人気が続いているので、この流れを受けて、次に出現するのは⑧・⑩・⑫・⑭人気あたりかと目星をつけるわけです。案の定と言いますか、メインの11R平安Sでは、
11R ④・①・⑩ 三連複20,660円 三連単83,590円
と、3着に⑩番人気のレヴォントゥレットが粘り込んで、万馬券を演出することになりました。
同じ日の東京競馬の方が、三連複万馬券自体は少なかったですが、わかりやすい日だったかも知れません。1Rから順に上位3頭の人気順を並べると、この日の東京競馬は以下のようでした。下線太数字のRが三連複万馬券になったレースです。
1R ①・⑤・②
2R ①・②・③
3R ②・④・⑨ 三連複12,780円 三連単 53,520円
4R ②・③・④
5R ②・①・④
6R ⑦・④・⑪ 三連複44,750円 三連単204,970円
7R ⑪・②・①
8R ①・④・⑤
9R ③・②・①
10R ①・②・⑥
11R ①・④・②
12R ②・④・⑦ 三連複19,340円 三連単 70,850円
この日の東京競馬の「わたり」は⑨ → ⑪ → ⑦ と奇数人気でした。
これが「基本パターン」ですが、同じ日で両者が交代したり、交互に現れたり、そんなにわかりやすい日ばかりでもありません。先日6月15日(日)の東京と阪神などは偶数人気と奇数人気を交互にわたっていくような形でした。念のため、宝塚記念のあったこの日の阪神の方だけ以下に載せておきます。
1R ②・④・①
2R ③・②・⑥
3R ①・⑥・④
4R ②・④・③ 三連複13,330円 三連単 86,210円
5R ①・③・②
6R ③・①・⑧
7R ①・③・②
8R ⑪・③・⑦ 三連複92,830円 三連単476,950円
9R ①・④・⑨
10R ③・⑦・②
11R ⑦・①・⑩ 三連複23,200円 三連単127,550円
12R ⑤・⑪・② 三連複62,560円 三連単473,250円
これだと偶数人気だけとか奇数人気だけという具合に、わかりやすくいきませんが、そもそもオッズは締め切りまで刻々と動いていますので、⑩番人気の馬を買ったつもりが、レースが終わって人気順を確認したら⑨番人気に変わっていたというようなことは、競馬では日常茶飯です。まして、上位人気馬とちがって、下位人気馬はオッズの変動幅が大きいわけで、これは「誤差」(あるいは競馬の神様のきまぐれ?)と見ていいと思います。
ということで、そんなに単純ではありませんが、うまくはまると高額配当になること受け合いですので、ちょっと試してみるといいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。蝉の鳴き声が聞こえない猛暑日というのは何か変な感じがしますが、もうしばらくこんな感じのようです。無事な一日一日でありますように。