大城規彦という41歳の俳優が、暴行の容疑で逮捕されまし
た。その理由というのが、いけません。
共用スペースで台本を書いていたら視線を感じ、「お前、何
見てんだ!」とイチャモンをつけたら「見てない」と言われ、
「見た」「見てない」との言い合いになり、外に連れ出して
暴行を働いたというのです。
大城容疑者は、容疑を認めているそうで、「ずっと見られて
いる感じがあった。それで言い合いになった」と言っている
ということです。
危険な感じがしたというならともかく、ただ見られていた感
じがしただけだとか。そのくらいで何を、てな感じですが、
まして容疑者の仕事は俳優ということですからね。
俳優というのは、見られるのが仕事です。日頃から「見られ
る訓練」というものをしておくことも大事です。もし誰かが
自分を見ていると思ったら、それを利用して自意識を高める
とか、或いは何らかの役作りを咄嗟にして訓練をするとか、
色々チャンスなわけですよ。
それを、「お前、見ただろ」「見てない」で喧嘩をして暴行
というのは、お粗末です。俳優に、向いていません。