陰陽師・安倍晴明と性的パワーの関係 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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史上最も有名な陰陽師・安倍晴明が歴史に名を残した最初の仕事は、

花山天皇の重い病を治したことです。


「内裏建設の際、蛇とカエルが礎石の下に生き埋めにされた。以来、そ

の蛇とカエルは戦いに明け暮れ、その怒気が帝を苦しめている」


そう安倍晴明は助言します。そして彼のアドバイス通り、礎石を掘り返す

と、実際に蛇とカエルがおり、取り出すとたちまち天皇は回復した。という

ことです。


この種の逸話は、誇張されている場合が多いが、それでも道教が呪術

で孝謙天皇を治した(これは実話でしょう)例もすでにありますし、あなが

ち作り話とは思えません。要は、見事な除霊をしたということだということ

だと思います。


私はこの安倍晴明について、「恐らく、セックス相談のようなこともしてい

たでしょう」と、今年になって『週刊女性』などでコメントしました。というの

は、後に文観や後醍醐天皇らによって一時的に日の目を見る真言立川流

が、陰陽道の陰陽和合の法則を発展させたものと思われるからです。


人間の体内にも陰の因子と陽の因子はあるが、生まれながらに両方持って

いるのは女性だけで、男性は元々は陽の因子しか持ち合わせていない。

しかし主に女性と体を接触させることで陰の因子を得られる。このことは、

一昨日書きました。幼時の時、男の子の方がより母親の手を煩わせるの

は、陰の因子を少しでも欲しいからとも考えられます。


また、日本には、巫女と呼ばれる霊能者が多くいましたが、その人たちが

盛んに体を売っていました。それでいて、身分が非常に高かった。その辺

を謎とされてきましたが、この男女の体の陰と陽の法則を当時の人々が

知っていたとすれば、全て説明がつきます。


巫女たち、或いは白拍子たちが体を売ったのは、陰の因子を注入するた

めだった。ですから、その際、霊的見地に立ったアドバイスも、彼女たちは

忘れていません。霊能者としての務めも、両立していたのです。


さて、安倍晴明に戻りますが、男でも、ごく稀に、陰と陽の両因子を持ち合わ

せて生まれてくる人がいるそうです。そういう人は、当然霊的力も並外れて

いるため、他人が見れば超能力としか思えないような力を発揮するのです。

勿論性的パワーも含めて。


安倍晴明も、その一人だったのでしょう。だから、持って生まれて陰陽道の

基礎を身に着けていたのです。


逆に、陰陽の両因子を持って生まれてくる女性でも、それを自覚できる人は

少なく、また、自覚してもそれを意識して使いこなせる人は更に少ないはず

です。それでいて、あれだけ沢山の巫女がいたというのは、その養成機関

なるものが存在していたからと思われます。


その養成機関は、陰陽寮の中か、或いはそれと提携する形で存在していた

はずです。陰陽頭の安倍晴明は、それを取り仕切り、教育の役目も果たして

いた。そう思われるので、私はあのようにコメントしたのでした。


実は、今日安倍晴明をテーマにしたのは、理由があります。私が晴明の末裔

を演じました『泡姫陰陽師奇談』というVシネマが、今日リリースされます。その

説明は、昼過ぎに告知としていたします。安倍晴明については、このリリース

に合わせたのですが、一回で終わると思ったのは甘かったよう。中途半端な

終わり方なので、安倍晴明の話はこれからも、折りを見てしていきます。