小さな喜びを大きく楽しむ | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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昨日の撮影、最後は東京の都下、外れの方で終わりましたので、その

まま私は立川及びその近辺で夜の一人遊びをいたしました。立川市に

近い昭島市の昭和湯で癒した後、立川駅近くの安い居酒屋。


小中学校を立川に近い国分寺市で過ごしたのですが、あの頃「今日は

街にでるから」というと、大体立川に行くことを指してまして、東京都民

という感覚はありませんでした。だから新宿あたりまで足を延ばす時は、

「東京に行ってくる」と言ってましたからね。


そういえば、「うざい」という言葉、よく言いますよね。「うざったい」の略な

のですが。この「うざったい」、若者言葉だと思っている人が多いのと違

いますか。これ、元は、東京八王子方面の方言なのです。それが、全国

に広がったのです。


といった具合に、東京都でも、23区とそれ以外では、昔はかなり文化が

違っていたようです。


真言立川流というセックス信仰密教がありました。性のオーガスムスを、悟り

と結びつける考え方の、密教です。後醍醐天皇がこれの熱心な信者で、そ

のパワーで建武の中興を成し遂げたのは、知る人ぞ知るところです。


この立川流の立川は、立川市の立川が語源です。といっても、そこに本拠

があったとかではなく、同教の創始者である仁寛にこの教えのヒントを与え

た謎の僧侶というのがおりまして、その人物が立川の出身だったから名づ

けられたそうです。


この立川流に関しては、是非はともかく研究の余地は沢山あるので、また

書いていこうと思います。ただ、性におおらかだった日本人ですから、セックス

の快楽についても、さりげなく当たり前のこととして捉えられていた可能性

が強いわけでして、それを一度掘り下げて見て、大きなこととして捉えてみ

る。という試みは良いのです。


なんて話の持っていき方が少々乱暴なのは自分でもわかっておりますが、

構わず続けさせていただきます。


アメリカのカリフォルニア大学はじめ様々なところでの研究データによりますと、

「小さな喜びを大きく楽しみ、大きな問題に深刻にならない」ことが幸せにつ

ながる。という結論が出たそうです。


まあ、これは、どこかの研究データを待たなくても、まさしくその通り過ぎる

ことだと思います。当たり前のこと、だけど忘れがちで、しかもすごく大事な

ことです。


ということで、昨夜は真言立川流の語源の町で、小さな喜びを大きく楽しんで

まいりました。


余談ですが、この立川流、今はありません。僧侶に結婚が許されるように

なって滅びた。ということを、作家の夢枕獏さんから、昔聞きました。夢枕さん

も、立川流には興味を持っておられて、何かで調べたそうなので、事実だと

思います。


何故夢枕さんとそういう話をする機会があったかについては、書くと長くな

りますので、いずれということで。それでは、良い一日を過ごしましょう。