最も効果が上がる『フロー』状態とは | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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物事に没頭している状態を、『フロー』と呼ぶそうです。仕事も遊びも

関係ありません。


ちょっと堅い表現になりますが、文献を直訳すると、金銭、地位、名誉

などに対する期待や、処罰、不名誉に対する恐れを動機とするものを

『外圧的報酬』、それらを抜きにした本能の高まり、盛り上がりを動機

としたものを『内圧的報酬』というそうです。


そしてその内圧的報酬が、フローと呼ばれるものだそうです。このフロ

ー状態こそ、物事に没頭できる状態だし、最も効果が上がる状態なの

です。


まあ、日本には、「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますよね。

好きになることで、フロー状態で打ち込めるということでしょう。仕事や

勝負を楽しむという表現が使われるようになって久しいですが、これも、

フロー状態を追求しているのだと思います。


このフロー状態にいる時の特徴として、


1.行為に集中、没頭している。

2.浮き浮きした昂揚感。

3.雑念がほとんどわかない。

4.時間感覚の喪失。

5.自分自身の感覚を喪失している。

6.その場を支配している感覚。自分が有能である感覚。

7.周囲の環境との調和感、一体感。


といったものが挙げられるそうです。

まあ、わかりやすいと思います。こういう状態でいる時って、スポーツなら

勝ちにつながりやすいし、役者(自分も含めてですが)も良い演技ができ

やすい。他の仕事にしても趣味にしても、うまくいきやすいですよね。


逆にいえば、このフロー状態に自分がなりやすいものほど向いているわけ

で、そういう仕事なり趣味を見つけられれば幸せということですね。


ただ、この7つの特徴を読むと、別なことにも結びつくきがしませんか?

たとえば、酒を気持ちよく飲んでいる時って、どれも当てはまる気がするん

ですよね。


また、恋愛に夢中な時とか、良いセックスをしている瞬間も、これらはあて

はまる気がします。


恋愛、セックスや酒も、フローなのでしょうか?

文献にはそれらに関する記述が一切ないのですが、私は多分イエスだと

思います。


ただ、趣味とか、自分の転職ともいえる仕事にありつけた場合、比較的飽き

は来にくいですよね。中だるみやスランプはあっても、一生楽しく付き合える

ケースが多いと思います。


それに比べて、恋愛やセックス、特にセックスは、飽きがきやすい。何故です

かね。


多分、制御の問題だと思います。ドーパミンとかオキシトシンといった快楽

物質を同時に発生し続けるため、飽きや醒めるといった状況がないと体が疲弊

したしまう。ということでしょう。趣味と同じレベルの程よいフロー状態で愛し合え

れば、恋愛もセックスも理想的に長続きするのかもしれません。快楽物質を

調節した愛し合い方。難しいかな。それができないから楽しいという見解もある

し。