好漢度抜群のイケメン投手浅尾拓也を支持します | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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プロフィルの、好きなタレントという欄に、高田純二さんともう一人、

「タレントじゃないけど中日の浅尾拓也」としています。彼は、МVP

候補。マニアックじゃないし、イメージも正統派。でも、別格なのです。


彼について、書きたくなりました。


浅尾拓也は、高校が野球の弱い公立の進学校出身。そこでほぼ遊びで

野球をやって、福祉関係の仕事がしたくて、日本福祉大学へ。


その時は、野球を続ける気もなかったけれど、愛知大学リーグの3部とい

う弱小チームなので遊びでやれると思って野球部に入ったそうです。4年

間続ける気はなかったと本人がインタビューに答えておりますし、周囲の

人のコメントを見ても、その程度の力の入れ方だったようです。


ところが、彼の入学後、同大学に熱血コーチが入りました。浅尾くん、コーチ

とぶつかったそうです。


「僕は、野球をやるために大学に入ったんじゃありません」

「じゃあ、何のために、野球をやっている?」

「楽しむためです」

「勝てば、もっと楽しくなるぞ」


頭ではわかる気がしたものの、実感が湧かないので、父親にポロッと言った

そうです。

「部活がつまらないから、やめようと思う」


彼は、ずっと、「部活」という言葉を使っていたそうです。野球で大学に入った

ような人は、絶対に「部活」なんて言葉、使いません。


そんな彼、父親に説得されたそうです。

「今、就職難の時代だぞ。せめて部活を4年間続けたことでもウリにした方が

いいのと違うか」


ということで、彼は野球を続けることにしたそうです。そして、どうせやるなら、

この際少し気合いを入れてやってみようと、考え直したのでした。


すると、球速が20キロ近く上がり、変化球も立て続けに覚え、しかもことごとく

切れ出し、彼の活躍でチームも一部昇格。浅尾青年は、レベルの高い野球に

目覚めたのでした。


そして、就職がないどころか、やめようとしていた野球が仕事となって、頂点に

向かおうとしているのです。


何か、夢のような話じゃないですか。隣りのただの格好良くてちょっとお茶目で

優しいお兄さんが、あのプロ野球のスターに。


私が彼のことに詳しいのは、インタビュー記事を読んでも、人づてに伝わって

くるエピソードを聞いても、とにかく可愛くて憎めないからなのです。


実際会った人が口を揃えて「こっちが申し訳ないほどイイ奴」と言います。

サインをもらった友達がいます。すると浅尾くんの方が「ありがとうございます」

と言ったそうです。普通、逆です。彼に言わせると、応援してくれるのが嬉しい

ことだから、ということだそうです。


さすがにそこまではしなくても、ということを周囲に言われていたそうなので、今

も言っているかはわかりませんが、謙虚で優しい態度はかわらないそうです。


中日を好きな人も嫌いな人も、そして勿論私が嫌いな人も、浅尾くんは、応援

してください。