プロ野球セリーグのCS第一ステージ、ヤクルトスワローズが読売
ジャイアンツを破りました。
先月29日のこのブログで私、読売・原監督の「あの星をごらんパワ
ー」が恐いと書きました。
原辰徳さんには、確かにそういうパワーがあったんです。去年の前半
くらいまでは。「あの星が僕たちを応援してくれている」、まともに考え
たらアホなギャグですが、夢中になっている時、ふと本当にそういう気
持ちになる瞬間が、人間にはたまにあるはずなんですよ。
脳が理想的なリラックス状態にはまっている時。そしてそういう時って、
思わぬ力が発揮されるんですね。
原さんのあの気障な言葉がやたら似合うあのキャラクターって、選手
をそういう状態に持っていく独特のパワーがあったんです。
それを私は、「あの星をごらんパワー」と表現したのです。一昨年まで
読売がセリーグ3連覇したのは、戦力以上に原監督のその力が大きか
ったと私は思っています。
しかし、今そのパワーは、原さんから消えていますね。落合中日への
対抗意識が強すぎるのか、変に理詰めに走ろうとしています。
こうなった原さんは、恐くないです。向かないことをやっているのだから。
昨日見ていたら、むしろヤクルトの方に「あの星をごらんパワー」に似た
雰囲気を感じました。
何か試合前、森岡選手(一昨年まで中日にいました)のギャグで皆が爆
笑し、その勢いで試合に入ったそうですね。だから、試合中も、笑顔が見
えていました。
これって、良いことですね。
実は、「笑い療法」っていうのがあるの、ご存じですか?笑うことが健康に
良いのは盛んに言われて常識のようにいわれていますが、脳にとっても
効果があるそうです。
人間の第六巻。これは、一般的にいう直感のようなものですが、その後に
第七感というのがあるそうです。それは、第六感で得た閃きを、ポジティブ
に後押しするものだといいます。
いわば、勝てそうな気がするが第六感だとすると、そのための方法がどん
どん浮かんでくるのが第七感なのです。よく「勘が冴えている」というのは、
第七感が働いている状態だそうなのです。
そして、この第七感を最も刺激するのが、笑うことなのです。「笑い療法」
というのは、ただひたすら笑いの材料を見つけること。そしてひたすら笑う。
可笑しいから笑うのでなく笑うから可笑しいくらいの気持ちを持つ。
それによって、内臓と脳を共に活性化させることだそうです。
ヤクルトスワローズは、この方法で読売を倒したのかもしれません。