今日は、さっきまでハイエナについて書くつもりでした。
しかし友松直之監督作品レイプゾンビについて、やはり出演している
中江大助さんと話していたらどうしても書きたい事ができてしまったの
で、そっちの話をさせて頂きたいと思います。
作品の内容とかは一昨日もかいたように、リリース等が決まってから
紹介するとして、今日は私の個人的な思い出を。
待ち時間、私は何人かの共演者の方を相手に、昔オカマ役をやった
時の話をしていました。
20年以上前、私はその役を終えて、帰りの電車の中で夕刊紙を読んで
いたのですが、なぜか両隣の人が私の手元を横目で見ています。別に
珍しい記事じゃないのに何だろうと思ったら原因は私の手でした。
マニキュアを、落とすの忘れた。
仕方がない。見知らぬ人に事情説明するわけにもいかないので、この際
帰宅するまで役を演じてやろうと開き直り、小指を立てました。
ただ、帰った後、マニキュアが石鹸で落ちないことを初めて知って苦労し
ましたけどね。
それから一か月後、またオカマ役をやりました。今度は、マニキュアを、
忘れずに落とした。つもりでした。帰り、サウナに行って気づきました。手
の爪は落としたけど、足の爪はおとしてない!急きょマッサージのおねえ
さんに、除光液を借りました。
と、そんな話をしたのがいけなかったのでしょうか。出番を終えて、スタジオ
近くの銭湯に行ったら、気が付きました。この日もやってしまいました。前貼
りを、剥がしていない!いや、ゾンビメイクを落とすのが大変で、前貼りのこ
とをすっかり忘れていたんですよ。
その後、居酒屋に一人で行きました。現場は楽しかったし、汗もかいたし、そ
れに相手役(レイプシーンなので相手といえるのかわかりませんが)の日高
ゆりあさんも気さくで優しい方で、この駄目なおじさんをおだてて気持ち良くさ
せてくれたり、で、その上銭湯で気持ち良くなったといったら、もうビールと
ホッピーを飲むしかないでしょう。
いやあ、おいしかったです。ビールが完全に、青春の味をしていました。ところ
がその後、この日2度めの失敗をしてしまいました。財布を落としたみたい。青春
は一瞬にして消え去った?
ところがですよ。翌日バスの営業所から電話があったんですよ。財布があった
のです。ああ、世の中ってすばらしい!生きてるって素敵!青春は再び私の胸
へと戻ったのです。中身は、全くそのまま残っていました。
取りに行く手間と交通費はかかりましたが、でも世の中って素晴らしい、なんて
なかなか味わえない青春気分を味わえたのだから、かえって幸せでしたね。
以上、2011年8月5日と6日、私の青春の2日間でした。
ところで、冒頭のハイエナについても、絶対に言いたいことがあります。明日、書きます。