14回出た混浴禁止令 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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このブログに、写真も絵文字も使っていないのは、

意図があるわけではありません。実は年内には始

めようと予定していたのを、つい気持ちが高まって

前倒ししてはじめたため、準備ができていないだけ

なのです。殺風景でごめんなさい。


何故こんな言い訳をするかというと、昨日汐留で仕事を終えた後

新橋の金春湯にいったのです。ここは、創業が1863年。文久3

年。およそ150年前ということで、レトロで味わいのある建物。

ぜひ写真で紹介したかった。残念です。


ところで文久3年というと、当然江戸時代。銭湯はまだ混浴でしたね。

別に、幕府が混浴を奨励していたわけではありません。むしろ逆で、

実は混浴禁止令というのが全部で14回出ているんです。


何故14回も出たかというと、守られなかったからです。じゃあ14回目

でまもられたか。ノーです。何故15回目がなかったか。幕府が諦め

たからなのです。


ただ、混浴でも、性犯罪とかはほとんど起きず、平和が保たれていた

そうなので、幕府も、まあいいやってことになっつたのでしょう。


当時江戸に限っていえば男の数が女よりだいぶ多く、そのため女のが、

優遇されていました。町でナンパをするのは、女だけ。デートの段取り

も女が仕切るのが礼儀だったそうです。


それでは男が女を口説くにはどうしたか。恋文と夜這いだけ。でも私の

考えるに、それだけじゃ可哀想ということで、銭湯が秘かな男性の求愛

場所として黙認されていたのでは。てな気がするのです。湯温が熱め

だったのは、それがだらだら長引かないため。というのは考え過ぎ?


ところで私は銭湯巡りが趣味で、都内だけでも250軒まわりました。好

きな店はたくさんありますが、特に言われれば、蒲田の ゆーシティ蒲田

と巣鴨の宮下湯、下高井戸の月見湯が気に入っています。


特に宮下湯は、独特のヒートポンプを使った方式だそうで、湯がすごく柔ら

かく、気持ちがよいです。おすすめですね。とげぬき地蔵とかがある逆側

の住宅街の中にあります。