今、大阪で何かと話題になっている「文楽」を見に行った。
気持ち的にはミーハーなノリで。
まあ、そういう人も多いだろうからそういう意味では橋下市長
の功績なんだろうけど(笑)
文楽は素人でアニメオタクな人が備忘録的に感じたこと
書いているので失礼があってもお許しを。
席は桟敷席で端ですけど、見易かったです。
太夫、三味線も丁度正面に見る事ができます。
なんといっても、人形の動きの動きの素晴らしさ。
お初さんの色気があること。リアルな人以上に。
正直、字幕(これには不満がある。)があったとしても
最後の「天神森の段」では殆ど何を言っているのか
分からなかった。
ただ、橋下氏がTwitterで言ってような、人形遣いの
顔出しは気にならなかった。
とはいっても、言葉が分からなくてもその音感や人形
の動きで楽しめば良いし、言葉が分かるようになると
新しい解釈もできるだろうし。
観客は平日の晩とはいえ、殆ど埋まっていた。
まあ、橋下効果かもしれないけど。
でも、後ろに座っていた外国人はうるさかった。
そのあたりの外国人観光客に対する対策は
もう一歩踏み込んで考えてもいいかもしれない。
例えば英字、中国語の字幕もつけるとか。
字幕といえば上にあるのはどうかと思う。
確認しようとすると人形が視界から完全に離れてしまう。
視界の中に人形浄瑠璃と字幕が同時に見れるように
なると良いと思った。
まあ、字幕を下にもってくると、人形の足使いが分からなく
なる可能性があるかもしれないから上に持ってきたのかも
しれないけど。
今の技術なら、アクリルに電気を通して文字をライナー表示
するとか、視角の中に字幕は欲しいなとは感じた。
寧ろ、大阪市が補助すればいいじゃない、改装工事費を。
ただ、一段の長さは30分くらいでこれが普通なのか
分からないけど、テレビアニメサイズで丁度飽きそうな
ところで段が終わる。段の間で、トイレにも行ける(笑)ので
それは映画とは違うところ。個人的には良い長さだと思った。
天満屋の段で、燈を消したり点けたりするシーン。
現在はライトでやっているが当時はどんな演出だったんだろう。
小さな小屋でやっていたのか。
徳兵衛とお初に目を奪われがちになるけど、実は他の
人形も注目していた。太夫の語りの対象以外のところでも
しっかり動いて日常というか風景を作っている。
前にツィートしたけど、人形所瑠璃は現代アニメの原点で
あるとしたけど、今日見に行って、「奥行のあるアニメ」
3Dアニメであることが分かった。
音楽(三味線)のリズムに人形に太夫が声と魂を吹き込む。
時には男、時には女として。
そして、人形の動きは伝統的な観察による省略と無駄な動き
で人以上に動いて感情まで表現する。
そして主人公以外の人形が風景を作る。
本当にアニメそのものだと感じた。
そして、その伝統があるからこそ日本のアニメが面白いん
じゃないかと。
だって、アメリカのアニメの動画の動きって何か違和感を
感じるでしょ。
文楽の関係者はアニメを見てほしいなぁと思う。
橋下氏が求める以上の現代風新作はそこにあると思うし
日本橋でオタロードにも近い。
新しいファン層も開拓できるんじゃないかと思う。
個人的には「まどか☆マギカ」がオススメ。
段もそれそれで分かれているし。
チケット代が\4,600というのも高いなと感じました。
もちろん、それだけの十分価値はあります。
ただ、敷居を高くしている原因の一つではないかと思う。
それこそ、大阪市が運営費の一部を負担してチケット代
そのものを安くするというのも活性化策じゃないのかな。
最後に、文楽を批判するにしても橋下さんの支持、不支持
の立場も超えて、誰かが言った評価や価値観を鵜呑みに
しないで、自分自身で見て感じたことで批判や評価はした
ほうがいいとは思う。