『eclipse』、前楽を観劇。
 泣いて頭が痛い。


 涙拭きタオルを用意して観たけれど、帰り道でもあの情景を思い出すだけで涙が出てきて堪らない。
 最後の演出が本当に素敵で。
 音楽はあった筈なのに、憶えているのは静かに雪が降り注ぐ真っ白な景色。止まっているようで動いている景色。静けさとうつくしさが。もう、涙が止まらない。ただ黙って、その白く優しく降り注ぐ雪(花)を見上げる。
 もう、この目から見える景色、視界がそのまま素敵なカメラになったような。
 2列目での観劇ゆえ、本当にその真っ只中に身を置いているような感覚で余計に泣けた。
 今までで一番綺麗に映像を想像できたかも知れない。


 キャストさんについてちょこっと感想。
 山ちゃんは本当に流石で、年齢に幅のある2人(同一人物)をころころっと演じ分けるのが素敵。
 みなこちゃんは、朱華と幼い頃の晴明とを演じるときに、束ねた長い髪を肩の前に払うか背中に払うかで見た目でも演じ分けていた模様。
 碓井くんは、佇まいから綺麗で。歩き方も手の動かし方も。顔の汗を拭うために懐から手拭(?)を取り出すときも綺麗。勿論、拭う所作も綺麗。また、最後には本当に泣きながら演じているように見えたけれど、彼は毎公演あれほど感情移入して演じているのだろうか。まことさんの言葉に反応していたようにも見える。
 伊礼くんはただひたすらに恰好良かった。テニスで観ていた頃の無邪気な面影はどこにもなく、恰好良い大人の素敵な男性に成長していた。
 まことさんも素敵で、お母さんが一番好きです。言葉は強いのに優しさが滲み出ていて。最後の2人の遣り取りはもう涙。

 今回もとっても面白かった、SOUND THEATRE。

 紫吹さんの恰好良さと美しさは相も変わらず。ステージに出てくるときから男性の足取りで、細いのに恰好良い。そして作中、一瞬で女性ジャンヌの声に変わるというのもまた素晴らしく、何度観ても何回聴いても、紫吹さんのお芝居は素敵だと思うばかり。もっともっといろんな役を観て聴いてみたい。

 そして勿論、沢城さんの演じ分けも素敵。今回は青年と女性と少年。青年声が好きなのは言わずもがな。今回はアントワネットのキラキラした女性の感じと、ジョゼフ皇太子の可愛い声(但し大人びた口調)がドストライクで。ジョゼフ可愛い。カリオストロ伯爵との遣り取りが可愛かった。そして切なかった。

 諏訪部さんは詐欺師、カリオストロ伯爵。ジョゼフ皇太子が言っていたように、彼は砕けた喋りのほうが好ましい。勿論、畏まった伯爵声だって恰好良い。そして色ボケ大司教様まで演じるとは。

 加納さんは初めて拝見。サンジェルマン伯爵、素敵で、なんだかオーラが見えそうな雰囲気。人生経験があるからこその言葉と雰囲気というか、ジャンヌを見守る姿がとても素敵で。他のお芝居も観てみたい。

 今回の音楽はアコーディオンがとてもお気に入り。あんなに多彩な音が出せるなんて。演奏者のかとうさんも可愛らしくて好き。

 

 また、チケット激戦で観に行けなかった夏目のDVDが発送されたというメールが届いたので、それも楽しみ。