【恨みわび…】
クリス 好き以上
クリスの水墨画スチルを見ている
水島とライバル状態ではない
1月上旬に発生
―昼休みの教室―
ク「なあなあ、二人で楽しそうに何を読んでるん?」
デ「あ、クリス君」
水「百人一首を読んでるのよ」
ク「へぇ~。えらい難しそうなの、読んでるんやなぁ」
デ「そう?色んな恋の歌とかあって、面白いよ?」
水「昔の人たちは、好きな相手に思いを伝えるのに、こういう句を送りあっていたそうよ」
ク「へぇ~。そうなんや。面白そう。ボクもやってみようかなぁ」
水「え?」
デ「クリス君、こんな句とか読めるの?」
ク「ボク、今、水墨画にこっとってな。日本のワサビにハマってるんや」
水「…もしかして、ワビサビの事?」
ク「ああ、それそれ。だから、ボクもやってみようかなぁ」
デ「でも、どんな時に使うの?」
ク「カワイ子ちゃんをデートに誘う時に、ボクの思いを歌にして…」
水「ふふ、クリス君ったら。やりすぎて、『恨みわび…』なんて言われないようにね?」
ク「ウミワサビ…?何それ?」
水「あ、いっけない。私、次は移動教室だったんだ。じゃあね、○○さん、クリス君」
ク「あ、うん。…なぁ、今の『ウミワサビ…』なんたらって、何の事やろか?」
デ「えっと…」
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
(人のつれなさをうらみ悲しむ涙にぬれて、くちてしまうそでさえあるのに、そのうえ、恋の浮き名でくちはてるかもしれないわたしの名がおしいことよ)
ク「…いったい、どういう意味なんやろか?」
デ「さ、さあ…」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
クリス編…と言いながら、クリス君よりひーちゃんの黒さが際立ってます(笑)
当初、クリス編は別の句を思ってたんですが、ひーちゃん登場させようと思ったら、こんな事に(笑)
さて、クリス君はひーちゃんの真意を理解できたのでしょうか?(`∀´)