1週間程前に受験勉強をスタートする前に方向性や得点の計画を立てることをオススメしますと書きました。

その時に私自身が実際に1年前に作った得点計画を書きましたが、

今日はそれに加えて実際の結果がどうであったかも検証してみようと思います。

まず、これは私が手帳に貼り付けていた2011年の受験にあたっての目標＆方向性です。

画像が悪いのはご勘弁下さいm(_ _)m

2010年の結果が前年より20点近く下がってしまったこともあり、

その時の私は【知識をいかに得点に結び付けていくべきか】ということに頭を悩ませていました。

そういう課題があったため、2011年の強化テーマを『解答力』に設定しました。

それを実現させるために強化する要素として、

①理解（＝ロジック）

②分析

③高速処理する訓練

の3つを設定しました。

このあたりの内容については長くなってしまいそうなので回を改めます。

今日はあくまで得点目標と、実際の結果との検証がメインです。

以下に得点目標と実際の点数を記載していきます。

①基礎法学 1/2 ⇒0/2

②憲法 3/5 ⇒3/5

③行政法 15/19 ⇒14/19

④民法 7/9 ⇒7/9

⑤商法 3/5 ⇒0/5

→29/＋1で30/40にする ⇒24/40

⑥多肢選択 10/12 ⇒11/12

⑦一般知識 3/7・3/4・1/3→7/14＋1で8/14 ⇒4/7・3/4・2/3のトータル9/14

→択一トータル 172＋αで180オーバーへ ⇒択一トータル154

実は基礎法学で0といきなりやってしまいました

さらに憲法の1問目も外していたため、出だし3問連続で×でした

正直なところ、この時点で今年は終わったと思いましたね

それから私は時間内に解くのがずっとできてない状況で本試験の時も商法は適当にマークせざるをえない状態になり、悲しいことに全滅でした

基礎法学の0は痛かったですが、憲法で目標通りの3問を確保し、

行政法はできればあと2つ程取りたかったものの及第点といえる点数で、

民法は解いている最中は確信はなかったものの自己採点してみると

過去最高の7問を取ることができました。

これが非常に大きかったですね。

法令択一の目標は30/40でしたが、基礎法学と商法の7問全滅が響き24/40でした。

理想としてはもう少し取りたいところでしたが、本試験という日常とは全く異なる状況をふまえると何とか及第点といったところでした。

ただし今振り返ってみると、現状の本試験のレベルと割ける時間を考えると、

商法の3/5という目標には無理がありますね。

この部分は今年受験されるみなさんにはもう少し現実的に2/5か1/5あたりに設定することをオススメします。

多肢選択は憲法のパブリックフォーラム論で全問正解できたことが大きく、

目標を上回る11/12を取ることができました。

本試験の時も3題ともサクサクといいペースで解いていった感触がありましたね。

一般知識もバランスよく得点でき、目標を1つ上回る9/14と確保し、足切りの危険を乗り切れました。

結果として択一トータルで154点となりました。

これまで申し上げてきたように、択一のみで180点を超えて合格確実とすることを目標としていたので、残念ながらその状況には届きませんでした。

それがむずかしくても第2目標として160～70点を取り、記述1問を確実に取ることで、

合格確実とすることを考えていたので、本試験の後はあと2問取りたかったという気持ちが本音でした。

これまでの経験上150点台では、なかなか記述で残りの点数を拾っていくのが簡単なことではないと痛感していたからです。

私の場合は、記述の内容がLECとTACの採点サービスで合格点をもらっていたように、

ここでも民法と行政法の出来が合格できたことの1番の要因でした。

択一においても、この2科目の28問中21問を取れたことが大きいです。

以上見てきましたように、

（1）択一だけでまず180オーバーを目指し、

（2）それが無理でも160から70点を確保することで記述1問を確実に取り合格に持っていく

という目標を立てそれに向かって準備してきましたが、

それでも何とか150点台に持ってこれたというのが現実的な着地点という状況です。

高い目標を立ててそれに向けた準備をしてもなかなかその通りにはいかないのが本試験の厳しさですので、ぜひ受験生のみなさんにはちょっと厳しいくらいのラインに目標を設定して、それに届かせてやるというくらいの強い気持ちで受験生活に立ち向かっていただければと思います。

今日はかなり長くなってしまいましたが、少しでも受験生の方々のご参考になれば幸いです。

得点計画作成のススメ ～モデルケース編～

得点計画作成のススメ～モデルケース編～