前回、ガンズ・アンド・ローゼズ
なんていうとてつもないバンドを選んでしまったばっかりに、どう数珠つなぎしようかと悩んでしまったワタシ。
ガンズといえばスラッシュのワウギターの音色が好きだった。
技術的なことはよくわからないが、ワウギターってのはペダル状のエフェクターのことで、踏みながらギターを鳴らすとウワン・ウワンと独特の音色になるんだね。
でもって、ワウギターといえば、もうひとり、ワタシの中で外せないのがミック・ロンソンだ。
ミック・ロンソンは、70年代に英国で活躍したギタリスト。
グラムロックの王子様、デヴィッド・ボウイのバックバンドである「スパイダーズ・フロム・マーズ」で、ボウイの片腕としてギターをかき鳴らしていた。
75年生まれのワタシはもちろんリアルタイムでは知らないのだが、ボウイとそれをとりまく人々の伝説は本や映像で語り継がれているので知っているのだ。
ボウイのバックバンド時代は、ミックのワウはさほど目立ってはいない。
ギュインギュインのワウがたまらない感じになっているのは、ミックがソロとして出したアルバム「Slaughter On 10th Avenue」(1971)、「Play Don't Worry」(1975)ではないだろうか。
初ソロ・アルバムの「Slaughter On 10th Avenue」が抒情的な“泣きのギター”だとすると、セカンド・アルバムの「Play Don't Worry」は、それよりはもう少しポップな感じに仕上がっている。
中でも、ワウギターの醍醐味をこれでもかというほど味わえるのが「Angel No.9」だ。
原曲はアメリカのカントリーロックバンドの曲らしいが、完全にミックの曲として自分のもになっている。
だってもう、イントロからして泣けるもん。
ワウギターが泣いてるよ。
それともミックが泣いているのか。
思うにこの人、男の哀愁を体現している人なんじゃないかと思う。
美しく目立つボウイの横で、ボウイの性的描写を含んだパフォーマンスの相手だったミック。
ソロになって、自身がボウイ並みに注目されたかと言えばそうではない中で、ミックの鳴らすギターはとにかく哀愁に満ちている。
ミック・ロンソンは惜しくも93年にガンでこの世を去っている。
ミック・ロンソンの男泣きワウギター、一度は聴いてみるべし。
- Angel No. 9 /Mick Ronson

- ¥150
- iTunes
※モバイル非対応
- Slaughter on 10th Avenue/Mick Ronson
- ¥1,485
- Amazon.co.jp
- Play Dont Worry/Mick Ronson
- ¥1,485
- Amazon.co.jp
