今日はリィの18歳の誕生日です。リィは今日から成人になります。


リィは3人姉弟の1番上。うちにとって初めての子育てでした。


リィは3歳健診から発達の遅れを指摘されました。


3歳で2歳児並みのボキャブラリーだと言われました。


しかし、家族の反対があり、4年生まで発達検査できず、発達障害の2次障害、場面緘黙症に幼稚園年長からなりました。


発達障害の診断は自閉症スペクトラム。


知能はボーダーでした。


すぐ療育手帳、自立支援医療、特別児童扶養手当の案内がありました。


普通学級に在籍していたリィは育成学級の在籍を勧られましたが、本人は私はあの子たちとは違うから普通学級にいたいという希望でした。


通級が認められてしばらく学校に通ってましたが4年生2月から学校に適応できず不登校に。発達専門外来の主治医から抑うつだと診断されました。


同居していた義両親は発達障害、不登校に否定的。


リィに酷い言動をするので、うちは同居解消に踏み出ました。


元旦那は娘より両親の味方で、離婚も考えましたが、幼い3人の子を連れての離婚は両親には、当時10年ぶりに社会でパートにでだしたばかりのうちだったので反対されました。


元旦那は離婚したくないというので5人での生活をすることに。


しかし、元旦那はアルコール依存症でした。同居中に休職し、解消後もまた休職しました。


アルコール依存症でうちは減酒の協力や精神科の付き添いなどをしましたが、会社に復帰した途端受診を勝手にやめ、また飲み出します。


役職も降格し、息子たちの面倒はたまに見てくれましたが、リィには親身になることはありませんでした。


元旦那はリィが場面緘黙症で小学校の入学後の参観を見てショックを受けました。リィが発達障害が診断された後はアルコール依存症、適応障害になりました。診断を受けてかなりショックだったみたいです。


元旦那の実の父親は心身症でその頃は精神科で亡くなった時期。長年連絡が途絶えていましたが、後見人から遺産の連絡が来て、この事実を知ります。元旦那の職場はたまたまその病院の近くでそこのお客さんがよく来ていました。


だから自分も父親みたいになる、リィは遺伝だ。あんな風に精神科に入るかもみたいになっていました。


主治医がいくら発達障害についての正しい意見を伝えても元旦那には入っていきませんでした。


元旦那はベースにアスペルガーがあると同居解消してじっくり向き合って感じました。


うちが検査を勧めても否定的でした。


うちはだんだんこだわりが強い、うちの意見を受け入れられない、妻子を下に見る、他人の悪口を言い、自分は正しいと思う、都合や機嫌のいい時は優しいが機嫌が悪いと暴言を吐く、ブチ切れる元旦那と溝ができ、家庭内別居が始まります。


その後、うち、コゥ、ジュンも発達障害の診断を受けました。


発達障害一家として生きることをうちは受け入れましたが、元旦那は受け入れられませんでした。


リィですが、不登校のまま小学校を卒業、中学から育成学級に在籍します。


1学期は別室登校しましたが、2学期から不登校になりそのまま卒業。


高校は通信制高校に進学。スクーリングや定期テスト、特別活動の時は学校に行けています。1年生の頃は週1学校行って授業受けていました。


最近製菓専門学校のAO入試を受けて1年制のエントリーが決まりました。


知能は高学年から中学生ぐらい。


でも場面緘黙症は改善!まだ人前で積極的に話せませんが、話しかけられたら答えられるようになりました。かなり困ってたら他人に訴えられるようになりました。


自分の気持ちを整理してうちに伝えられるようになりました。


リィは学校で積極的に話さなくても自分というものをしっかり持っている子です。


不登校も自分の進路も自分で考えて決めました。


民法で18歳成人と決められましたが、全日制の子はわかりませんが、リィの学校の1つ上の先輩もリィの学年の子もなかなか自覚が芽生えません。


高校生の途中で成人になること、お酒やタバコは20歳からですし、成人式も20歳ということもあるかもしれません。


法律上いろいろできるようになるけど、リィにしたら成人になるということは自由も増えるがその責任は自分で追わなくてはいけない。


その重さがしんどいようです。


うちは軽度知的障害があろうとも精神的自立、経済的自立することを目指して子育てしてきました。


うち自身が発達障害者ですから自立がなかなかできませんでした。


うちは今年7月に離婚してシングルマザーの道を選びました。3人の子どもと暮らしています。


元旦那との離婚の大きな理由はアスペルガー、妻子の発達障害に否定的、2度のアルコール依存、風俗通いで経済的DV、うちらに対する精神科DVです。


別居から調停離婚するのに1年半かかりました。


うちはA型事業所の利用者として4年働いています。1人1台のパソコンでネットショッピングの業務をしています。


うちはこのブログが所長に認められ公式HPにバナーが貼られた時期もありました。今は幼少期から得意のライティングの仕事をしています。


うちが働く姿を見て、リィは夢であるパティシエの道を進もうと決めたのだと思います。


リィの可能性を引き出す子育てをしてきて良かったと思いました。


リィの子育てはリィが働くまで続きますが、リィとは不登校の頃、一生懸命リィを理解しようと関係を築いてきたので友達のような母娘関係です。


リィには自分のやりたいことを思いっきりやりなさい、ただし、大きなことをやる時には必ず相談してねと言っています。


うちは何でも好奇心旺盛でしたいことはやり尽くしてきたけど、自身の発達障害ゆえの誤った判断や周りの環境に恵まれず苦労もたくさんしてきて、同年代でも波瀾万丈な人生を歩んでいる方だと思うけど、リィはかなり慎重派です。


でも、リィにはリィの人生があります。


家族に恵まれなかったし、離婚に至るまで時間がかかったからリィにはたくさん苦労させたけど。


今は自分の部屋もあり、自分の好きなものに囲まれ、自分のペースで過ごし、自分の好きなものを食べて楽しそうです。


これから人間関係に揉まれますが、長期不登校の経験が活かされるでしょうし、今までうちが働きかけてた人の痛みをわかる人になることはできています。


リィは恵まれたアルバイト先や就職先じゃないと病むと思う。


だから優しい大人に恵まれた環境に出会うことを願っています。


発達障害の子の成長は螺旋階段のよう。


なかなか目に見えてすぐわかる成長はありません。ちょっとずつちょっとずつ点と点が線に繋がるのです。


そして周りが見えてやっと理解できるのです。


リィは配慮が必要な人です。


まずは小さな困りも他人を信頼して伝えられるところからスタートですね。


少なくてもいいから解り合える友達ができますように。


将来お付き合いする人や結婚したいという男性が現れるかわかりませんが、まず経済的自立して1人でも暮らしていけるように。


就職まで子育て頑張ります!


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