7月に引き継いだばかりの7月7日から警報が出ていました。

警報設定温度は、85℃

 

別件の引継ぎ中、先輩に相談したら、トランス温度、警報履歴などを1年間遡って集計できるとのこと。

 

※こういうとこは、ESシステムと監視センターっていいなと思う。

※テ*ノ自体は、今の時代に月額報酬最低2,100円(年次点検込)とか基地外なので、長く付き合いたくない。

 

数日後データが出てきた。

※この時は、6月からの集計データ

90℃超え、100℃近くなっています

 

こりゃ、やばいかもということで、

隔月点検だけど、8月に近くへ行ったついでに、

上のグラフと警報履歴を持って点検に行きました

 

換気扇は、回っていたし、負荷の低い日に行ったので、

原因究明不可でしたが、日曜日止められる機器は、

なるべく止めて下さいとお願いしました。

 

で、さらに1か月経過したら、やはり警報が出続けました。

※下表 【誤】8/10 【正】8/11

 

ちなみにお客様は、某有名キリスト教会さんなので、

礼拝の有る日曜日に警報は、集中しています。

 

9/20(金)に月次点検が終了したので、

夏のうちに犯人捜しした方がいいかもと思いつきました。

発生曜日は、日曜なのでデータロガーで1週間見なくても

日曜日を狙ってクランプメータ持って行けばいいかも。

 

それと、去年までいた工場で4回くらいあった電気火災を

思い出し、火災にならないか見ておこうと。

トランス自体は、100℃とかでも大丈夫だとしても、

低圧配線の被覆が溶けて主幹ブレーカーの上側で相間短絡すると大惨事になるかも?

 

急遽土曜日にお客様に連絡を取り、礼拝の終わりごろに

突撃しました。

私の日頃の行いが良いためか、涼しい日でした(爆)

 

 しかし、電灯トランスは通常稼働、動力トランスは、

気温28℃にもかかわらず53℃でした。

サーモカメラでも、トランスの中心部がピークでした。

 

さて、原因は動力トランスの容量不足なのは間違いなさそうだけど、お客様を説得する決め手はないか?

 

 普通に考えて、キュビクル設置した後で、設備変更して

容量不足になってる?

真夏の日曜日ということは、空調機関係だろう。

では、ブレーカーはどうだろう? ん?

 

動力トランス50kVAの定格電流は、137Aだが、

250AのMCCBが付いている

しかもそれだけ、新しめで、横に「交換」とマスキング

 

 つまり、空調機器をリニューアルした時にMCCBを交換したが、動力トランスを交換しなかった。

なので、高負荷となり温度上昇した。

 

お客様には、

トランスの寿命が短くなるだけでは無くて、100℃近くなると電線の被覆が劣化して火災になることもあります。(経験済み)

 

今年は、今後涼しくなるけど、来年の夏はまた高温になるのでトランス入替(高容量化)をオススメしてきた。