1996年頃3年間

組織の長として、

カラチ(パキスタン)で勤務した。


【独立】

1937年パキスタンが独立した際、

宗教別にインドとパキスタンが

分かれた為

パキスタンに土地や屋敷などの

不動産を持っている人々が

全ての所有物を失い、

多く悩み、

ゼロから出発することとなる

新しい土地で苦労したということを聞いた。


【発展】

独立により、

国を統治する責任がパキスタンにあり、

それまで経済や政治を学びに来た香港が、

その後発展し、

独立したパキスタンが独立時に比べ、

進歩していないようである。

60年の間に

独立したパキスタンと

植民地を続けた香港と

立場が逆転してしまった。

毎日の政府の操縦により

国の発展は、

異なる方面へ

向かうと言うことを

身体で体験する

良い機会に恵まれた。


【既得権】

国会議員になった土地の地主達は、

土地税の創設に反対し続け、

既得権の

土地が生み出す価値の

独占に励んでいた。

それから20の家族が日本の2倍の土地を占有し、

それから60年経った頃には、

家族が増え、

独立して約200の家族で土地を所有している。


既得権と向かい合うことは大変な

エネルギーを必要とするが、

それにより将来の国創りを

左右することを忘れてはいけない。