若い人と老人との違い | 眠りのメカニズム
若い人の場合には、ふとんに入って10分ほど覚醒していたのち、すぐに浅い睡眠から深い睡眠へと移行していきます。

最も深い睡眠、第四段階まで進むのに30分しかかかりません。

それが30分ほど続いたあと眠りは浅くなってレム睡眠になります。

それを一晩に4~5回繰り返すのが普通です。

一方、老人の脳波を見ると、寝つくまでに40分もかかっています。

そして、ようやく寝ついたと思っても、最も深い眠りの第四段階までいかず、第二段階のあたりで行きつ戻りつしているのです。

しかも夜中に何度も目が覚めます。

また若い人のレム睡眠は、一晩の後半の方で優勢になっているのですが、老人の場合は平均化してきます。

これは、深い眠りが若い人に比べて大幅に減少するためです。

単純に睡眠時間の長さだけについていうと、アメリカのガン協会の調査では老人の睡眠時間は若い人のそれより長いという結果が出ています。

こうしたことを総合して考えると、老人の眠りと特徴は熟睡障害である、といえそうです。

老人に深い眠りが得られず夜中に何度も目覚めるので、その結果として眠りが足りなくなり、昼寝などで不足分を補わなければならなくなるのだと考えられます。

ただ、老人でも昼間よく運動をしている人は、ぐっすりと眠ることができます。

年をとったら気をつけたいことは、「短すぎる眠り」と「長すぎる眠り」の二つです。


質のよい睡眠は、寝具で決まるとも言われています。

それほど、寝具は重要なのです。

安いからという理由だけで、寝付きの悪い寝具を使い続けていると、睡眠不足で参ってしまいます。

そうならないためにも、慎重に寝具選びをしたいですね。

例えば、フランスベッドのイベント情報サイトもあります。

こうした情報を元に、自分に合う寝具を探してみるといいのではないでしょうか。