<天使が微笑む都>
第12章 <三度眼のバンコク>
ナンシー:ケン何故ここへ?日本に戻っていないの?
ケ ン:ナンシーこそ何故ここへ?アメリカに戻っていないの、確かシカゴだったね?
ナンシー:シカゴじゃないよ、シカゴは、大学の時に居た町です。シカゴから車で8時間 くらい北に行った所が、私の故郷だよ、
ケ ン:そうか、行ってみたいな、のどかな所だろうね、
ナンシー:夕食の時に自宅のテラスで食べると、鳥の声も聞こえる。そこでの食事は、
最高に楽しいよ、犬もいるけど、放し飼いなのよ、お腹が空くと家に戻ってくる。
ケ ン:この町メーサイと似ている?
ナンシー:この町の方が未だ都会だよ、レストランもあるし、ホテルもある。
私の村には、何もない。町までは、車で1時間くらい、そこには、ホテル
レストラン、マーケットもある、勿論飛行場もあるよ、
ケ ン:そうか、行ってみたいな、所で何故このメーサイへ?
ナンシー:チェンマイで観光して、北部までやってきた。少数民族、あれがそう?
ケ ン:記念撮影?彼女達と一緒に、勿論君のカメラで、
ナンシー:そうじゃ撮ってくれる。
ナンシーを民族衣装の女性と一緒に、背の高いナンシーがセンター位置で写真を撮る。
奇妙な構図になるが、それも仕方がない。
ケ ン:ビルマに渡ってみるかい、この橋の向こうがビルマだ、10分もかからない。
歩いて行けるよ、ところで日帰りでチェンマイに戻る予定?
ナンシー:つまらない町であれば、戻る積もりだったけど、ケンは、どうなの?
ケ ン:この向こうにゲストハウスがある。そこに昨夜泊まった。チェンマイ、バンコ クと異なり、
非常に安い、バックパッカーばかりだと思う。
ナンシー:時間はあるので、メーサイに泊まってみる、まぁそれよりビルマに行ってみる。
ケンも一緒に?行った事あるの?
ケ ン:あるよ、橋の向こうは、やはりこちらと又違った趣がある。川幅は、数メータ
ーしかないが、この川が、タイとビルマの国境になる。
J12-12
