ヒューマンエラーとシステムエラーを区別しよう。
今回は特に組織のリーダーと部下の方に読んでもらいたい投稿です。
部下に指導する時に
自分もそう言われて来たし、まわりのリーダーもそう言ってるし・・・
・
・・
・・・
でも、気を付けて下さい。
それって他責にしてるだけかもしれません。
上記の叱責がある会社の社員の方たちは
今日のお話を読んでもらうと、
『新しいリーダー論』
を手に入れられると思います。
この考え方はキングコングの西野さんの話を聞いて
自分の中で整合性のあった話なので、本家のお話はこちらから↓
https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12458115787.html
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ヒューマンエラーとシステムエラーってなに?
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まず、この二つを定義しておくことが重要なので、
下記に記載します。
ヒューマンエラー=『個人のミス』
システムエラー=『会社の仕組みの不備』
と捉えてください。
皆さんが日頃、【個人のミス】として怒っている事(怒られている事)って
【会社の仕組みの不備】である可能性はないでしょうか?
<先日あった実例>
上司の商談で出来たばかりの新商品を
お客様に紹介する事があったのですが、
前日にその資料を探すと完成しておらず、
当日はお客様にきちんとプレゼンが出来ませんでした。
まぁ、想像はつくかと思いますが、
上司はすぐ怒りますよね。
「A君が担当している新商品は完成しているのに、
なんで資料が完成していないんだ!!!
これは出来ていて当たり前だろ??」
う~ん、何が当たり前か全然わかりませんが、
個人のミスにしているのはよくわかります。
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システムエラーへの変換の重要性
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昔はこの時に
「すみません。すぐ資料を作ります!
今日中には完成させます!!」
でしたよね。
でも、ちょっと待って下さい。
これって、また同じこと起きますよね?
てか、起きて来ましたよね??
ここで直さないといけない事は、
×「A君が意識して新商品が完成するまでに
資料を作ることを覚えておく」
ではなくて、
問題をシステムエラー(会社の仕組みの不備)として捉え、
○『新商品の完成までのプロセスに
資料作りを入れるようにする事』
なんです。
となれば、リーダーのする事は一つです。
会社の仕組みとしての不備を直すことに専念すればいいんです。
具体的には、
『新商品完成までのプロセスを洗い出して、
どこにどういう風に資料作りを入れるのが、
ストレスなく、スムーズに進むのかを考え、
周囲の人たちに伝え、マニュアル化する事』です。
これが出来れば、新商品が完成した時には
『毎回』その横に資料も置いてある状態になります。
これが出来ると、同じミスは再度起きにくくなります。
なんなら、気付かせてくれてA君ありがとう状態です。
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部下のミスをよろこべる上司
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上司は部下がミスをした時に【個人のミス】として
怒ることは簡単です。
なんなら、それが一番楽です。
ただ怒ればいいので。。。
ただ、システムエラーとして捉えることが出来ると、
「A君、今回のミスをしてくれてありがとう
改善することが出来て、会社が一歩前に進んだよ!」
と言える上司になるんじゃないかな。
会社全体がそうなると
もっとずっと前に進める会社ばかりのなると思います。
中々難しく、理想論と言われる人もおおいですが、
これからの世の中を生き抜く為には
とても必要な考えだと思います。
私自身もそうなるように日ごろ動いておりますので、
新しいリーダーの形をみなさんで共有しましょう!
では、また!