正体不明の筆者が写真と言葉で紡ぐ物語。コメントはほとんど返信はできていませんが共鳴のしるしとして大切に拝読しています。コメント・いいねを頂いた方への訪問を心掛けています。2021年に慢性骨髄性白血病発症し体調と折り合いをつけながら作品をお届けしています。
本当は、今日ここにいる予定だった。桜に合わせ、予定を約10日早めた。さぁ、一緒に歩こう。静かに見えるけれど、屋台のにおいと、声に包まれていた。満開の桜に引き寄せられて、みな、どこかやわらいだ表情をしていた。ついたときは曇り空。それでも、さくらは変わらない。ゆれる桜。流れるとき。その中にいた。曇っていた空に、光が差した。そっと流れていく時間。水辺に残っていた。灯りが入るころ、もう一度、歩いてみる。撮影 2026年4月18日弘前公園・弘前城跡カメラ EOS5DMARK2、スマホ
風薫る。同じ場所に立っても、見えるものは、もう違っていた。あの時の 気配は、汽車にだけ残っていた。あの時と同じように、汽車だけを止めて。撮影 磐越西線SLばんえつ物語明日から5月。
汽車が、春を横切った。その一瞬を、追いかけていた。置いていかれないようにと。撮影 磐越西線 SLばんえつ物語
ふと思い立って向かった先。その夜、空気は少しだけ冷えていた。まだ少し寒さが残るのに、桜はちょうど見ごろを迎えていた。ほんの一瞬、息を止める。その気配のまま、シャッターを切った。同じ桜でも、立つ場所が少し変わるだけで、見えてくる形が変わる。 人の流れ。足音。やわらかく揺れる光。 春の夜は、少しだけ感覚を曖昧にする。 気づいたときには、同じ方向を見ている人が増えていた。 「これでいい?」そんな声が、あちこちから聞こえる。 みんな、それぞれの距離で、同じ形にカメラを向けていた。ぼくも、ほんの一瞬だけ。 息を止めて、シャッターを切る。 反対側に回ると、同じ夜でも、少しだけ印象が変わる。あの夜に見えたかたちは、この位置でしか、残せなかった。撮影 スマホ 弘前公園 2026年4月18日
水面に、残る。流れてきたものが、ここで、止まって いた。僕は、立ち止まる。翌週、桜を追いかけて、弘前公園にいた。撮影 スマホ 2026/4/18
朝の光。風が吹くたび、花びらがひらひらと離れていく。川面に落ちて、流れる。視線は、水面へ。映り込みと、流れていくもの。僕はあの場所の、下にいた。一瞬は、もう過ぎていた。旅の途中。季節は、そっと移り変わる。撮影 スマホ
満開の桜、SLと一緒に取ろうと思い思いのアングルで構える人たち。日が出てきて桜が喜んでいるようだった。桜に呼ばれ、どこで撮ろうか。。。。そんなことを考えながら歩いていたら桜の中に、小さな隙間を見つけた。たぶん。いや、きっとこのスペースならぎりぎりいけそう。僕は、桜の中に、小さな隙間を見つけていた。見えるとしたらきっと一瞬。よし、ここで狙う。そこで は数日ぶりに会えた人、数年ぶりに会えた人。話は尽きない。楽しい時間、待ち時間はあっという間に過ぎて行った。そして、列車の汽笛が聞こえた。音が近づく、煙が上がってる。さぁ、チャンスは一瞬!後から見返すと、そこには確かに残っていた。桜に囲まれた、C57180の文字が。撮影 磐越西線 SLしあわせの風ふくしま号
11年前の桜の季節と同じ、磐梯熱海に蒸気機関車が帰ってきました。ほんの少しだ け、桜に触れながら。撮影 磐越西線 SLしあわせの風ふくしま号
ゆっくりと変わり始める。空気は少しずつ冷えていく。季節と時を連れ、境目をなぞるように汽車は目的地へ。汽笛の音が、遠くへ離れていくころ、光は山の向こうに沈み、この景色も、静かに終わっていく。撮影 磐越西線 SLばんえつ物語
三月、函館から帰ってきて、 白い恋人プリンを食べながら、ゴールデンウィークは 国営ひたち海浜公園のネモフィラを見に行こうと考えていました。 ーーけれど今年の春は暖かく、 予想よりもずっと早く、見頃を迎えていたようです。写真は、昨年の5月5日。あの青は、もう過ぎてしまったのか。さて、どこへ行こうか──撮影 スマホ ーー空の青と、ネモフィラの繊細な青。人の波が押し寄せる前、その均衡が保たれた一瞬を拾った。「奇跡の一瞬」撮影 2019年 EOS5DMarkⅡ国営ひたち海浜公園
いつもより暖かい春はじめ。 学校に咲いた 花は、少しだけ早く目を覚ました。多くの人が、 桜と蒸気機関車を待っている。遅れて着いた僕は、 踏み台に乗って、その時を待った。桜前線の速さに合わせて、流れていたのは、桜のほうだった。さらに桜は、早く駆け抜けていった気がする。撮影 SLばんえつ物語
地震がありました。かなりの影響が出ているようです。いつもと違う環境に、戸惑っている方も多いと思います。被害が、これ以上広がらないことを願っています。昨日、帰ってきました。今日は病院の日だったためです。 写真は昨日のもの。↑新函館北斗:16時頃。↓新青森:17時半頃もし一日ずれていたら、 帰れなかったかもしれません。気温が高くなってきたこともあり、保管温度25度未満の 慢性骨髄性白血病の薬を予備で持っていませんでした。持ち歩き方や、予備の量。 改めて考えるきっかけになりました。本日の血液検査の結果。 IS値は、これまでで一番良い数値でした。変薬はせず、 このまま治療を続けていくことになりました。静かに続いていく日常が、 いかに大切かを感じています。
静かに、帰っていく。灯りを乗せて、それぞれの場所へ。撮影 磐越西線
鳴り響く踏切が、まだ見えない列車の存在だけを伝えてくる。静まり返った線路に、気配だけが満ちていく。やがて、レールが足早に輪郭を持ちはじめる。この場所に立つことは、運転が決まった日から決めていた。約二ヶ月。ただ一つ、どう機関車らしく見せるか。それだけを考えていた。強すぎる光。潰れていく輪郭。それでも、この一瞬の眩しさには、抗えない理由があった。思っていたよりも、世界は黒く満ちていって、どこまで残すのか、どこを手放すのか、その場で組み立てたはずの答えが、ふと、揺らいだ。こだわりすぎたのかもしれないし、足りなかったのかもしれない。そのどちらも、まだ言い切れないまま。残ったのが、この一枚だった。強いヘッドライトと、わずかに残した流れ。光は、輪郭を消すこともあれば、逆に、記憶を強く残すこともある。このときの光は、どちらだったんだろう。ただひとつ言えるのは、あの瞬間、確かに“遊んでいた”ということ。光 と、少しだけ。あの黒の中に、まだ何かが残っている気がしている。撮影 磐越西線
咲ききった桜が、少しだけ軽く見えた日。その奥から、低い音が近づいてくる。見える前から、わかってしまう存在だった。本当は、もっとはっきり撮ることもできた。桜を添えた一枚にすることも。でもこの日は、あえてこの距離で。通り過ぎていく気配だけを、残したくて。ただ——シ ャッターを切る直前、少しだけ迷った。これで、よかったのかと。もう少し違う角度もできた気がする。それでも、この曖昧さの方が近かった気がしている。この空気が、どこかに残ればいい。撮影 磐越西線 SLばんえつ物語
さくらの中を、流れていく。今シーズン、ここに立てたのは、たった一度きり。撮影 磐越西線 SLばんえつ物語※ここをタップすると大きな画像で見れます。
暖かくなってきて、 桜が咲きはじめる頃。あのときの甘さを、ふと思い出した。冷たい甘さが、 張り詰めていた感覚をやわらげていく。ようやく、現実に戻ってきた気がした。駅までの道を、ゆっくり歩く。その途中で、ふと足を止めた。次はここに寄る理由が、できた。旅の終わりに選んだのは、 飾らないものだった。ハセガワストアの焼き鳥丼も買った。でも、撮る前に食べてしまった。車内のテーブルに置いた、セイコーマートで買ったプリン。。派手さはないけど、 こういう時間が、いちばん落ち着く。甘さだけを、少し残したまま。
夕方、風が吹いていた。西日の中で 、大勢が待っていた。風に乗って、低い音が届く。煙が、先に光を掴む。これは、試運転の日の一枚。撮影 磐越西線SLしあわせの風ふくしま号試運転追記当日、お会いした方々ありがとうございました。おかげさまで、楽しい時間と写真を撮ることができました。
磐梯山を背に、 蒸気機関車が走った。しばらく途切れていた、 この風景が、一瞬だけ戻ってきた。2週間前。まだ、白が残る山。足元だけが、先に春へ向かっていた。黒い煙が、低く流れる。それを見送った。撮影 SLしあわせの風ふくしま号 C57試運転そして、先週末。 春は、さらに進んでいた。--行きの新幹線車内。(写真は入れ替えました)この日の駅弁は「深川めし」と「豆乳ラテ」おいしくいただきました。