自分に「強み」や「存在意義」がないと悩んだ場合・・・
昨日、2014年卒の就活生からある相談を受けました。相談の内容は、「自己分析をしたら、何も取り柄が無いと思ってしまい、就職出来るか不安になってしまった」というもの。
自己理解を深めるための第一歩を歩んだものの、自分自身の強みや存在意義が分からず、悩み続ける人も少なくないかも知れません。
そのような悩みを抱える人の大半は、就職対策本に書いてあるようなピカピカの例文や自分よりも明らかにレベルの高いライバルと比較をして、過去の経験で、自分の性格を裏付けることや頑張ったことが思い当たらない・・・自分は人より劣っている、取り柄がない、と思い込むことが多い。
でも、取り柄がない人なんていませんよ。人の個性はさまざまなんです。
黙っていても存在感のある人も、饒舌でグループのリーダーになれる人も、縁の下の力持ちで周りの人をサポート出来る人も、几帳面な性格で、細かなことでも集中してやり続けられる人も、みな個性なんです。
人はそこにいるだけで、個と個はそれぞれが互いに影響を受け合うものです。そして、それぞれが全体の中にあり、組み合わせによって、全体が変わります。必ず全ての人に、全体の中で期待される役割と担う役割があるのです。
全体の中で自分が置かれた状況を正しく把握して、自分ができること、周囲に求めれていることを振り返っていけば、自分の存在意義に悩むことはなくなるはず。
スーパーマンみたいな人ばかりではありませんから、あまり悩まないようにしましょう。どうしても拭い切れない不安は、行動の中で解消されていくと信じて、活動を進めて行ってください。