待たせてごめんねー

ベストアルバムの発売に向けて、
懐かしい曲も新しい曲も解説していこうと思う!!
知らない曲も、知ってた曲も、
何か新しいことを知ってもらえると嬉しい。
それじゃあスタートーー




この曲がきっかけで、色んな場所で歌ったり色んな人に出会えたり、本当に色々な経験を与えてくれた1曲。
今でもライブで「歌ってほしい!」って1番言われる曲だよ。
元々は友達の失恋を見て聞いて、書いた曲。
自分の失恋じゃなくても、大切な友達が傷ついてる姿を見ると涙も出るし、怒りも抑えられないし。
そんな中でも健気に信じ続ける彼女とか、
そんな彼でも諦められない気持ちを描いてみたよ。
この曲は本当に歌詞もメロディーもすぐ出来た。
確か実家で書いたかな。
ピアノを弾いてたらサビのメロディーが頭から離れなくなって、
そこから歌詞も一緒に出来上がっていった。
背伸びもしてなかったし、
その時の自分が音楽的にも歌詞的にも綺麗に残っている曲だと思う



ライブで歌う時、1番MCに力が入る曲。
やっぱりこの曲を歌う前はみんなに出来上がるまでの背景をぜひ知って欲しい。
Maybe Somedayは私にとってラブソングじゃない。
友情と仲間の歌。
4歳から18歳まで、ずっと同じ学校で幼稚園から高校を卒業するまで過ごした。
4歳から18歳まで、ずっと同じ学校で同じクラスで共に大きくなった友達もいる。
小さい学校だったから1学年1クラスだった。
人数が少なかったからこそ1人増えるとそれは『仲間』が増えるのと一緒で
ただのクラスの一員なんていなかった。
その同じように、1人減ると『仲間』が欠けるのと一緒で
穴はずっと埋まらないんだよ。
埋まってるようで、埋まってなかった。
そんな事にちゃんと気付けるのは時間が経ってから。
小学校1年生の時にすごく仲良しだった友達が急に違う国に引っ越しする事になった時。
子供の頃って、正直泣きじゃくれば大体の事はそれで解決した。
けど「どうしょうもできない事がある」と気付いたのはそれが初めて。
でも8年生になった時に、その友達が学校に再び帰ってきた。
友達の家で何気ない再会をした時に
「You haven't changed at all」
「You too」
って言葉を交わしただけで、それで心は繋がった。
その時に思ったよ。
あ、埋まらないんだねって。
小学校6年生の時には3人組でよく遊んでた中の1人が
ある日突然学校に行くとロッカーがからっぽで
その子のお母さんがきてて「ごめんね、昨日ハワイに帰ったよ」って言われた。
何があったのかは全く分からないまま。
絶対一緒に卒業しようね!と口約束だけだけど、
そうやって毎日毎晩毎朝平日も週末もずっと一緒に過ごした2人の友達がいる。
そしたら10年生の美術の授業のあと、
「イギリスに帰らなきゃいけなくなった」って言われた。
そしてもう1人の子にも
「スウェーデンに帰らなきゃいけなくなった」って言われた。
でもその2人は遥々ヨーロッパから、私達の卒業式に来てくれた。
出会いと別れ。
毎回全力で仲良くなって、別れを向かえると心が毎回痛くて痛くて、
そんな経験を踏まえてこの曲が出来た。
「またいつかどこかで会えたらいいね」
希望を持って毎日過ごさないとやっていけない。
どこかで「もう会えないんじゃないか」と気付いていても、それでも諦めちゃいけない。
心の穴はふさげない。
ふさごうとも思わない。
でも思い出せる思い出がたくさんある事が私のエネルギー。
私には、かけがえのない仲間がいます。

続きはまた明日
