「…」
「しゃべれよ!」
「…」
「口ねえのかよ!」
「ああ…」
「辛かったんだな」
「もういい」
「眠りな」
「いつでも連絡待ってる
お前は一人じゃない。
お前の顔が好き。体が好き。声が好き。性格が好き。馬鹿なとこが好き。やさしいとが好き。むかつくとこが好き。
だから、お前の笑顔をまた僕に見せてくれ。すごく、すごく愛している
めちゃくちゃ好きです
どうか僕を信じてください。
僕を見守ってください。お前のやさしさは俺が世界一よくわかってる。捨て猫のようなやさしくて怯えた目が忘れられない」
春の日差しの中で
彼は墓石の前で呟いていた。
「もう会えないのかな」