今週はＦＯＭＣ、雇用統計とイベントがありまして
９７円中盤から、１００円手前まで上昇し
９９円割れで終了という
なかなか、荒っぽい動きとなりました

逆に言うと、１００円を突破することはできず
天井の位置が確認されたいうことになります

日足で見ると、高値は３０日高値平均で抑えられており
上昇トレンド復帰というには厳しい状態でしょう

ドル円日足

（１）短期雲は、ほぼ消滅
　３０日程度の短期ポジは
　売買拮抗・ニュートラルに近い状態と読みます
　（トレンドのスタートライン）

（２）中期雲も薄くなり、下限が切りあがり１２０日中間価格
　９７．３０水準に迫っています
　（トレンド転換ラインが近づいている）

５月中旬から高値更新がありませんので
高値更新を続ける上昇トレンドから
レンジ相場に移行したと見るのが妥当だと思いますが

レンジ相場継続と見た場合、１２０日中間価格
９７．３０割れは必然となります
その後は、６月安値９４円付近を目指す動きとなるでしょう

※上昇トレンド中（近いうちに５月高値を更新する）と

　考える場合は
　９７．３０を割らずに、上昇を継続すると読みます
　（９７円付近にストップおいて、買いで付いていく）

■オシレーター分析
短期オシレーターは高値方向には伸びず
２回目のＬ特異点で安値が更新されており
次の下押しで９７．６０水準を割る可能性が高いです

３０日移動平均乖離率は、
バンドセンターはプラス圏にあり、水平となっています
（プラス圏でのレンジ相場）

総合的には、９７．３０割れから９５円を目指す可能性が高いと
思いますが、短期オシレーターのＨ特異点で
１０１．５０を超えた場合は、上昇トレンドに復帰する可能性が
あるので、１００．５０を越えてくる場面からは
様子を見たいと思います

第二十七回 ドル円・上昇トレンド復帰ならず？