その日は、主人も朝から仕事を休み、整形外科へMRIの結果を聞きに、3人で向かった。

着くなり、すぐ名前を呼ばれた。

診察室の隣の部屋に通される。

前回の受診時には、こんな部屋に通されなかったのに。

すごく不安。。

先生に名前を呼ばれ、診察室に入るとMRIの画像とレントゲンの写真が用意されていた。

『やはり、左大腿骨骨端核が壊死しているようです』

『ペルテス病です。』

と、予想していたような、予想していなかったような説明を聞く事になる。

県内で治療ができる病院は自宅から1時間30分ほどの病院しかない。

『そちらの専門医にすぐ紹介状を書きますのでお待ち下さい』

覚悟していたような、でもまだどこかに望みを持ちながら、今日の日まで過ごしてきた。

涙が溢れそうになるのを必死で我慢した。

次男の事を考えると胸が苦しくてたまらなかった。