生きることに欠かせない「呼吸」自然の空気を身体に取り込んで新鮮な酸素をいただき、はくというこの生命活動。シンガーはこれにリズムと歌詞を乗せ想いを伝える。歌を歌うのも好きではあるが、僕は竹に穴をあけただけのシンプルな「篠笛」という楽器に息を吹き、命の活動を旋律にかえ奏でるというこの行為がたまらなく好きなのだ。
自然の中には様々な波動がある。見えるものも光の波動であり、音も空気の波動である。肌に感じる息吹、匂い、時々味、すべて波動。
自分の身体を極力クリアな状態にして、そうやって受信できた自然の波動を笛の音色に変えて調和できるような演奏ができれば、そんな自然と共鳴したようなことができればすごく気持ちがいいと思う。
だから僕は自然の豊かな出町柳で、大文字山まで音色を届かせるくらいのつもりで今日も笛を吹き続ける。