エホバの証人研究(ブログ) -3ページ目

エホバの証人研究(ブログ)

ものみの塔 (jw.org) に関わるすべての人に向けてひたすら情報を提供します。

2016年が終わる前には書こうと思っていた最新の統計

2016年エホバの証人の年鑑の数字から日本のエホバの証人の将来を予想してみました。

 

まずは過去30年の日本のバプテスマ数の推移を以下からご覧ください。

 

 

ここ10年バプテスマ数が毎年200人くらいずつ減少していて

昨年はなんとか減少率を抑えられてくるかと見えましたが

今年蓋をあけてみたら再び減少の勢いが増し275人も減りました。

 

このままだと来年の統計は2000人のラインを切ります。

 

1993年のピークからすると16.8%にまで落ち込んでいます。

これは何を意味するか考えてみますと、今後10年から20年の間に深刻な高齢化の問題が生じるということです。そして高齢化は信者の人口の減少を加速させます。

 

最近の組織の動向を見ると本部も支部も、ある程度そのような問題を意識しはじめてきているとは思います。

 

日本のエホバの証人のバプテスマ数の推移をみると、一度1974年に最初のピークを迎え、その後前述のグラフに出ているように1990年代初めに2回目のピークを迎えました。これらのピークの背景を考えると、最初のピークは「1975年に終わりが来る」という主張と関係があることは容易に理解できます。2回目のピークにも同じような要素があります。「1914年の世代が過ぎ去る前」に終わりが来る(塔92 5/1 7ページ)という教えがあり、1990年代のピークはその”預言”の成就への期待が後押ししていたと考えられます。

 

現在、エホバの証人の統治体は1914年から1世代で終わりが来るという教理を捨て、その代わりに油そそがれたクリスチャンの重なる2世代が過ぎ去る前に終わりが来ると主張し、緊急感を持って活動に励むよう信者に促しています。しかしこのような方法で組織を維持していくことには無理があります。少なくとも日本においては状況はかなり深刻なものであることを統計は示しています。