毎日がアートだらけ、おはなです
今朝、相田みつをさんの作品と、その英訳についての記事を目にしました
かの有名な「にんげんだもの」というフレーズを、Weを主語とするのか、Iなのか、はたまたYouなのか。
それによっていろんなニュアンスになるよねっていう記事でとっても面白かったんです
わたしの実家のお手洗いにも相田みつをさんの日めくりカレンダーがあって、毎日彼の言葉にはふれていました。
そのなかでふとわたしが好きな言葉を思い出したので、今日はその言葉とわたしの思い出をご紹介したいと思います
相田みつをさんの忘れられない言葉
相田みつをさんの日めくりカレンダーは、毎月毎月、何周もするけれど、同じ言葉からうける印象はそのたびに違うような気がします
そのときの自分の状況にぴったりな言葉で、うれしくなったり、核心を突かれてちょっぴり「うっ」ってなったり
そんな日めくりカレンダーのなかで、感情とワンセットでとっても印象に残っている言葉がこちら。
「あてにするから はずれるんだよ」
ぱっと目にして、みなさんはどんな気持ちになりますか
小学生のときに受けた衝撃
わたしがこの言葉を目にしたのを覚えているのは、小学校5年生くらいのとき。
毎週木曜日の夕方はピアノを習いにいっていたんですが、教室までは家から歩くと30分くらいかかる場所にありました
わりと遠いのもあり、よくおじいちゃんが車で送ってくれていたんです
そして、ある日の木曜日。
「今日もおじいちゃんが送ってくれるだろうな~」
と、いつもなら事前にお願いをしておくのに、この日はとくにお願いもせず、ピアノの時間の直前までだらだらしていたわたし。
そんなわたしを見ていたのかわかりませんが、いざ時間になっておじいちゃんに車で送ってほしいとお願いしたら…
「今日は用事があって送れない」
そう返事があったんです。
えーーーっ遅刻しちゃうじゃん
そう思って、なんで送ってくれないんだ!と、勝手にぷりぷりしながらいったお手洗いで出会ったのが、さきほどの相田みつをさんの言葉でした。
「あてにするから はずれるんだよ」
今思うと、まるで自分へのプレゼントのような言葉でした(笑)
小学生ながら、その言葉をみて「…わたしが、おじいちゃんにちゃんとお願いしてなかったことが悪かったんだ。当たり前って思ってたからだ」って、そう反省したのをなぜかとっても印象的に覚えています
いつも、よろこんで車で送ってくれていたおじいちゃんへの感謝を忘れていたなぁって、痛いほど感じたんです
それからは、いい意味で「誰かが何を言わなくてもなにかをしてくれるもの」っていう考え方を入れ替えたような気がします(もちろん完璧にではないですが!(笑))
それ以降、いろんな経験をしていくなかで、何度もこの言葉を思い出すことがあります。
「あてにするから はずれるんだよ」
だれかにしてもらおう、じゃなくて、人の力も貸してもらいながらもしっかり自分の足で進めるように…
今日も明日もがんばろうと思います
それでは、また
おはな