【レポート】12月14日(日) 後楽園ホール 11時半
◇12月14日(日) 後楽園ホール 11時半
「PUREーJ CLIMAX 2025」
観衆581人
▼エキシビションマッチ
AKARI(0-0)未愛

PURE-Jの2025年最後のビッグマッチとなる後楽園ホール大会。
まずは10日前にプロテストに合格した
練習生・未愛(みあ)がエキシビションマッチで初お披露目。
AKARIを相手にドロップキックを連打するなど3分間を闘い抜く。

入場式では選手を代表してKAZUKIがマイクを持ち、
「私事ですが11日後に50歳の誕生日を迎えます!
今日は“中年の星”として第1試合から盛り上げていきますので、
最後まで熱いご声援よろしくお願いします!」とあいさつ。
Jのポーズで大会の幕を開けた。

1、㈱イーキューブ&カラオケ愛夢プレゼンツ 魅惑のカルテット・ウォー タッグマッチ 15分1本勝負
◯KAZUKI&チェリー(9分49秒、片エビ固め)ジェンヌ●&しのせ愛梨紗
※ダイビング・ニードロップ

第1試合は『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&チェリーと、
ジェンヌ&しのせ愛梨紗が対峙。
2人合わせて100歳のKAZUKI&チェリーのサンドイッチ攻撃は
なかなか上手くいかずも、
最後はKAZUKIがコーナー最上段からの
ニードロップを投下してジェンヌを仕留める。




2、㈱イーキューブプレゼンツ First Impact シングルマッチ 20分1本勝負
●AKARI(9分22秒、変形メキシカンストレッチ)MIRAI◯

第2試合はAKARIがPURE-J初参戦のMIRAIを迎え撃つ一騎打ちで、
同期による初対決が実現。
両者ともに熱望していた初顔合わせは立ち技でもグラウンドでも呼応。
AKARIのチョココロネをすり抜けたMIRAIは
スライディング・ラリアットを叩き込むと、
変形のメキシカンストレッチを極めてギブアップを奪う。
試合後は握手と抱擁を交わして再戦を誓い合った。





3、㈱イーキューブ&カラオケ愛夢プレゼンツ PURE-J vs ガンジョ 6人タッグマッチ 30分1本勝負
Leon&ライディーン鋼&●谷もも(14分45秒、片エビ固め)春日萌花&まなせゆうな◯&YuuRI
※スズキダイナミック

第3試合ではPURE-Jとガンジョ(ガンバレ☆プロレス女子部)の全面対抗戦。
Leon&ライディーン鋼&谷ももと、
春日萌花&まなせゆうな&YuuRIの6人タッグマッチが行なわれた。
初参戦のYuuRIは谷の桃に対抗してリンゴを持参してリングに上がると、
走りすぎてしまうロープワークなどでPURE-Jをほんろう。
6人が入り乱れる中、PURE-Jはまなせに攻撃を集中させると
谷が外道クラッチでフォールを狙うもカウントは2。
しかしカウンターのラリアットで形勢を入れ替えたまなせが、
谷のバックを取ってのフェースバスターで叩きつけて決着となり、
対抗戦はガンジョに軍配が上がった。







マイクを持ったまなせが
「PURE-Jの後楽園ホール大会で、
ガンジョが勝ったぞ~っっ!!」と大きな声で叫ぶと、
Leonは
「ガンジョ~っ!!オマエたちとの闘いはこれで終わりじゃねぇんだよ!
今日の悔しさ、今日の負け…
次、対戦する時、何百倍にして返してやるからな!!」とリベンジを宣言。
YuuRIはLeonの眼前で
「ガンジョは100万倍強いからな~~っ!!」と言い放った。

休憩時間明けにボリショイ代表がリングイン。
「今年1年あっという間で、今日が今年最後じゃないんですけれども
後楽園ホール大会が開催できて、本当に嬉しく思っています。
PURE-Jは選手たちの熱い思いと、
応援してくださる皆さんの力で成り立っている団体です。
まだまだ私たちは小さな団体ですが、
来年もっともっと大きくなっていけるように選手一同、
力を合わせて頑張っていくので、
引き続き熱い応援をよろしくお願いします!」とあいさつする。

4、焼肉ともんじゃ一+一、ジャングルクラブプレゼンツ デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
【王者組】◯中森華子&小林香萌(12分57秒、エビ固め)大空ちえ●&世羅りさ【挑戦者組】
※鎮魂歌ドライバー
※第39代王者が3度目の防衛に成功

セミファイナルでは『小林組』中森華子&小林香萌の持つ
デイリースポーツ認定女子タッグ選手権に
『蒼焔継承』大空ちえ&世羅りさが挑むタイトルマッチ。
1ヶ月後に引退を控える世羅とのラストチャンスに燃える大空は、
中森を相手に左右のエルボーを連発すると
前週の亀アリーナマッチで初公開したグラッチエボムを決めるも、
小林が間一髪でカット。
小林がトペ・スイシーダで世羅を場外に足止めしている間に、
中森がシャイニング・フラワーから
鎮魂歌ドライバーにつないで大空から3カウント。






マイクを持った中森は
「3度目の防衛、成功したぞ~っ!!
私たちはまだまだこれから、もっと上へ登りつめていきます。
これからも私たち『小林組』の応援よろしくお願いします!」
と会場のファンにアピールした。

5、PUREーJ認定無差別級選手権 30分1本勝負
【王者】◯SAKI(25分38秒、体固め)久令愛●【挑戦者】
※カワイルドニードロップ
※第16代王者が6度目の防衛に成功

メインイベントはPURE-J所属選手を相手に
防衛ロードを築く無差別級王者・SAKIに、久令愛が挑戦するシングル王座戦。
これが後楽園で初のメイン出場となる久令愛は、
握手から奇襲のジャーマン・スープレックス。
エルボーの応酬から場外でのラフファイトで優位に立つ。
ビッグブーツの撃ち合いなど両者ともに譲らず時間が経過。
旋回式ボディープレスやユニバース・ジャーマンなどで
勝負に出る久令愛だったが、
キャリアで上回るSAKIはランニング・ブレーンバスターから
コーナーに上ると、カワイルドニードロップを決めて3カウント。
25分を超える激戦に終止符を打ち6度目の防衛を果たした。






★メインイベント後のマイク

SAKI
「防衛したぞ~っ!!
久令愛にチャンピオンの立場だからこそ
偉そうなことを言わせてもらうと、
7年かかった後楽園ホールのメイン?
そこで勝ち名乗りを上げることはさらに、もっともっと厳しい道なの。
だけど、私は久令愛に“このベルトを巻いてほしい”と思う1人です。
すぐではないけどね。だから今日対戦できたことが、
対戦したいって言ってくれたことがすごく嬉しかったです。
ありがとうございました。
そして私が次に参戦するPURE-Jの大会は…
2026年の開幕戦、1月4日・板橋グリーンホール。
もちろん防衛戦したいです。相手は…!もう残り少ないよね」

中森
「(リングに上がって)私しかいないだろ!?
私は今年ヒザの手術をして休んでしまった期間があるんですけど、
それももっと強くなるため。
無差別のチャンピオンに返り咲くためだったんだよ!
復帰してタッグチャンピオンになって今日までやってきました。
ホントはもっと早くオマエの前に立ちたかった!
1月4日、私に無差別のベルト、挑戦させてください」

SAKI
「中森さん、帰ってきてくれてありがとうございます。
待ってました、中森さんが来てくれるの。
復帰の道のり大変だったと思う。
だけど…復帰できた中森さんはすごいけど、
それまでずっと頑張って来た私はも~っとすごいの!!
だから絶対に負けない!
2年前と立場が逆だけど結果は一緒です。
チャンピオンの私が防衛します。楽しみです、よろしくお願いします!」
中森
「休んでる間、オマエの闘いずっと見てたよ。
1月4日、PURE-Jの至宝を必ずオマエの腰から奪い取ってやるから。
(PURE-Jの選手をリングに招いて)
今日負けた選手も勝った選手もいるけど、
私たちは仲間、そしてライバルです。
これからも競い合ってもっと
熱いリングにしていきますので、皆さん応援よろしくお願いします!」

各選手のコメント
★久令愛

「もう正直最後のほうは何も覚えてないです。
もう“勝ちたい”一心、“負けたくない”があって、
自分が勝てると思ってた技で勝てなくて…。
悔しいですよ、そりゃ。
でも、ちょっと嬉しい自分もいるっていうか…
もともと私がケンカ売ってベルトに挑戦することにもなったけど、
チャンピオンから“巻いてほしいうちの1人”だって言われたら、
たかが7年ですけど“プロレスやってて良かったな”って思いましたね。
巻けなくて悔しいけど今年は今年。
最初から“今後のことは考えてない”って言ってたので。
ホントにその通り、今はゼロですけど…ここからまた頑張ります」
━━初めて後楽園ホールのメイン出場について。
「不思議となんか、いつもより
“久令愛”と呼んでくれるファンの方が多かった気がして…
入場ゲートをくぐる前までは正直、珍しく緊張してました(苦笑)
でも、みんなが“久令愛”と呼んでくれる回数が増えるごとに
緊張はどこかにいって、目の前のことしか考えてなかったですね」
━━チャンピオンになるために何が足りない?
「そうですね、まだ私はガキなんですかね?(笑)
そりゃSAKIさんたちのような先輩からしたら、
私はまだ経験も実績も足りない。そこの差なのかな?って。
しんどくなってからが、あの人たちは強いですよね。
私はここから、それを頑張って積み上げていけたらなって思いました」
★Leon&ライディーン鋼&谷もも

Leon
「メチャメチャ悔しいです、もう。
PURE-J今年最後の後楽園…
ガンジョとの対抗戦メチャメチャ燃えてたし、
言い出した私がチームとして負けてしまって。
でも私はアイツらとの闘い、
これで終わりにしたくないし、絶対何百倍にして返してやります!」
鋼
「YuuRIは何がしたかったの?
ずっと走ってただけで意味がわかんない。私はまなせを狙っていきます」
谷
「私は関西でメチャクチャ頑張ってて、
DFLD男女混合タッグっていうベルトを
スペル・デルフィンさんと花園桃花さんから獲って、
そのベルトを巻いてせっかく今日後楽園に立ったのに…!
負けてしまってホントに悔しいです!
まなせさんからもちろん勝ちたいですし、
春日さんからもまだ勝ったことないんで勝ちたいですし!
YuuRIは勝ったことあるんですけど
“ユウリンゴ”とか言って“ももざんまい”が食われてるんで!
来年はガンジョさんをブッつぶしに
さらに関西で鍛えて、また帰って来るんで!」
Leon
「次の対戦でウチらの怖さ、
今日以上に思い知らせて次こそきっちり勝とう!」
★ガンバレ☆プロレス

春日
「PURE-Jの皆さ~ん、敵の入場曲で退場する気持ちはいかがですか~?」
まなせ
「会場のお客さんはどちらかというと
“夢見る少女じゃいられない♪ヘイ!”やってくれましたね」
YuuRI
「自分に関しては、なんかいつの間にか
決まってた初参戦なんですけど、
逆にPURE-Jの皆さん、いかがでしたでしょうか?(笑)
誰にも止めることができない。
お母さんのまなせゆうなにも止められない。春日さんにも止められない」
春日
「たぶんYuuRIの引き出しがまだまだあるということで、
PURE-Jの皆さんと闘っても
おもしろいんじゃないかなと思います。
最終的にはガンジョが勝ちますけどね」
YuuRI「“何百倍にもして返す”っておっしゃってましたけど…」
まなせ
「何百倍で私たちのこと倒せるんですかね?
こっちは100万倍だ!
PURE-Jのセコンドにもいろいろ付いてんのに、
ガンジョがあんなにリングを占領したのに、
なんもしてこないね?PURE-Jの負けを認めたってことかな?
それならそれでいいですよ。次どうなるかわかんないですけど、
ウチの“YuuRIンゴリラ”がどうにかしてくれるでしょう!」
YuuRI「またいつでもお待ちしております!」
★AKARI
「すごい楽しかった。
私ずっとMIRAI選手とシングルやりたかった。
MIRAIさん、すごいスーパースター。
絶対もう1回シングルやりたいです。
私、明日、自分の国・チリに帰ります。
3月くらいに戻る。いいニュースを待っててください。
このコスチュームは
日向(あずみ)さんにもらった。だからメッチャ頑張った(笑)」
★MIRAI
「初参戦させて頂いて、AKARI選手メチャクチャ気になってた選手で…
なんかいつだったか忘れましたけど、
SNSでたまたま動きの動画が上がってきて、一瞬で惹かれてしまって。
ちょっとしたご縁があって、
まさかこうやってシングルマッチ叶うとは思ってなかったんで、
本当にビックリで。
“運命だったな”って思うところもあるんですけど、
今日は勝てたんですけど、
またもう1回やりたい気持ちもありますし、
向こうも“またやりましょう”って
言ってくださったので。また絶対シングルしたいですね」








