■裁判員裁判、二段階評議へ

 大阪市住之江区で昨年5月、母親の遺体を放置していたことを詰問した父親を殺害したなどとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた無職、辻田吉広被告(41)の裁判員裁判の初公判が13日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)であった。アスペルガー症候群と診断されている辻田被告が、犯行当時に心神耗弱状態だったかが争点になり、医師が法廷の場で精神鑑定を行う方法が採用された。

 検察側は捜査段階で精神鑑定を行ったが、弁護側は不同意。このため、杉田裁判長は鑑定医を終日法廷に同席させ、被告人質問の様子を見せるなどして精神鑑定を行わせた。

 鑑定医が結果をまとめる時間が必要になるため、通常の連日開廷ではなく、次回公判は6日後の19日に開かれる。裁判員に分かりやすくするため、鑑定結果はすべて口頭で説明されるという。

 また、被告の責任能力の有無だけを判断するために論告、弁論、評議を実施。その後、量刑について再び論告、弁論、評議を行う2段階方式も採用された。

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 大盛りサラダがのった麺にドレッシングをかけ、混ぜて食べる-。サラダ感覚を売りにした麺が飲食店に登場している。健康志向や野菜高騰などを背景に人気メニューになっているようだ。(津川綾子)

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 ◆女性が会社帰りに

 東武百貨店池袋店(東京都豊島区)ではレストラン街の49店舗のうち、8店舗でサラダを麺の上にのせたメニューを提供中だ。

 その一つ、「札幌ラーメン 武蔵」の「ラーメンサラダディッシュ」(980円)は、スライスしたタマネギと水菜、トマトと素揚げのナスの4種の野菜約200グラムが山盛り。客からは「わっ」と声が上がることもある。半熟卵や豚バラ肉を添え、ごまみそ風味のドレッシングをかけて食べる。

 シコシコした麺とシャキッとした水菜の歯応えが楽しく、ごま風味がまろやか。好みでスパイシーな別のドレッシングや、ラー油を足すとパンチのある味になる。冷たい麺といえば冷やし中華があるが、「冷やし中華は野菜が添え物程度。ラーメンサラダはサラダが中心で、全然違う」と和島啓太店長(28)。

 手打ちそばの店「たつみ」では、豆苗、トレビス、エンダイブ、デトロイト、ネギ、トマトなど10種類の野菜105グラムを盛ったそば(1380円)が人気だ。そばつゆと、ごまだれや豆乳を合わせたサルサドレッシングをかける。葉野菜にニンジンの赤や温泉卵の黄色なども彩りを添える。

 野菜がメーンの麺だけに女性に人気だ。男性客が多い「武蔵」のラーメンサラダディッシュは女性を中心に、1日約30食が売れる。「たつみ」でも1日25食と予想以上の売れ行きで、「1人暮らしや家族が少ないと何種類もの野菜を買っても食べきれないためか、若い女性が会社帰りに食べていく」と斉藤賢一店長(33)は話す。

 ◆外食選びの決め手

 マーケティング会社「トレンダーズ」(渋谷区)が4月、働く20~30代の女性300人に聞いた調査では、98%が「もっと野菜を取りたい」と回答。「野菜不足」と答えた225人に理由を聞くと、4人に1人が「外食が多いから」とし、野菜中心のメニューは若い女性のニーズとマッチするようだ。

 最近の野菜価格の高騰も野菜重視のメニューの追い風になっている。サラダタイプのこうした麺のほか、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」では、約100グラムの野菜が山盛りの「88サラダ」が昨年3月の発売以来、累計約385万食のヒットとなっている。トレンダーズのアンケートでも「外食ではなるべく野菜中心のメニューを選ぶ」(37歳女性)との声があるように、外食選びの決め手に「野菜の量」は有力な選択肢となりそうだ。

 ■家庭でも人気に

 この夏、家庭でもサラダがのった麺メニューが増えそうだ。東洋水産(東京都港区)は2月、日清食品チルド(新宿区)は3月、生麺タイプの「ラーメンサラダ」をそれぞれ発売。いずれも、ゆでた麺に好みの野菜をのせ、添付のドレッシングをかける。

 日清食品チルドによると、「ラーメンサラダ」は北海道発祥のご当地名物メニュー。「健康ニーズの高まりとともに注目度が上がり発売した」(同社広報)。ただ野菜は別売りなため、ヒットするには野菜価格の下落待ちか-。

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 福岡市の博多湾で同市博多区堅粕(かたかす)、会社員、諸賀(もろが)礼子さん(32)の切断遺体が相次いで見つかった事件で、諸賀さんが所持していた腕時計を福岡県内の質店で換金した男について、福岡県警が事件とは別の窃盗容疑で逮捕状を取った。捜査関係者への取材で分かった。県警は男を任意同行して事情聴取を始めた。腕時計を入手した経緯などについて聴く方針。

 捜査関係者によると、逮捕状が出たのは同市中央区在住の30代のアルバイト男性。直接の逮捕容疑は、同市内の勤務先から液晶テレビを盗んだとしている。

 男は諸賀さんが行方不明になった3月5日以降、県内の質店で諸賀さんのギリシャの有名ブランド製の腕時計を換金した。諸賀さんと面識はないとみられる。

 諸賀さんの遺体は3月15日に同市西区の能古島に下腹部が漂着して以降、同市中央区の福岡競艇場や須崎ふ頭で両腕や胴体、頭部が相次いで見つかった。両足と着衣、アクセサリーなどは依然として見つかっていない。

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