川上未映子さんを初めて見たのは、多分、パンドラの匣の竹さん役で、

その凛として、綺麗でどこか、しん、としたところのある雰囲気が素敵な人だ(それに竹さんにすごくはまっている)と思っていた。

ずっとこの人の書いた本を読んでみたいと思っていた。

そういうときに、まず、どの本を手に取るかということがすごく難しい。

その作家の第一印象になるわけだから、とか考えるとなぜかこちらも気を遣ってしまう。

でもとにかく、初めて文庫化した本とのことでこれを選ぶ。

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります 川上未映子

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります


なぜか口に出して読みたくなるタイトル。

自身のHPに載せた”出鱈目な文章群”とのことなのだけれど、

ふふふ、と笑うとこあり、

え……、とひくところあり、

大阪弁の独特なリズムが、だんだんと心地よくなって先へ先へとページが進む。

読む通すと、なんか元気がでました。わたしもがんばろう、って思えました。
全然そういう主旨の本じゃないけど。

方言っていいなあ。同じこと言っていても伝わり方が全然違う。言葉の質感みたいなものが全然違う。


そしてこちらも読みました。

ヘヴン 川上未映子


いじめを主軸に、善とはなにか、悪とはなにか、が書かれている本。

なんというか、力があって、読んでいて辛くなった。

登場人物の誰一人に感情移入できずに、うまく理解できないまま読み切ってしまった。

それでも何かずしりとしたものが残る本でした。

でもちょっとしばらくは読み返したくない。




未映子の純粋悲性批判(川上未映子さんのHP)を覗いてみたら

10月24日に早稲田大学で黒田夏子(abさんごの著者)が公開対談をすると!無料!

http://d.hatena.ne.jp/wasebun/20131001/1380628860


きっと在学中もこういう企画が周りにたくさんあったはずなのに、アンテナが低すぎて、全然わからなかった。

なんかもったいない。