昨日の記事に対し40ものユニークアクセスが来た。
自分の文章がこれほどまでの人数に読まれる事自体がたぶん初だし驚きを隠せない。
また、いいねを押してくださった方の神経が本気で理解できない。
だがしかし何も取り立てることの無かった私の生活に藍色の彩りを添えてくれた方々に感謝である。
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さて、今日は「黒子のバスケ」脅迫事件について記そう。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140718-00037501/
「黒子のバスケ」脅迫事件 被告人の最終意見陳述全文公開
事件について要約すると、黒子のバスケという漫画の作者の藤巻氏を徹底的に嫌がらせをしてみた。というものである。
wikipediaには脅迫事件とあるが、特に犯人は脅迫したかったわけではないだろう。数々のイベントを中止に追い込んだようだが、そうならなくても作者に精神的負担をかけられれば良かった。
最終意見陳述を読んで、私は彼の事がものすごく好きになった。
社会との糸が全て切れてしまい、それを取り戻すために暴走した、という彼の犯行動機はよく理解できた。
安易に自殺などせずに、社会に対し死ぬ気でぶつかっていったことだけでも彼の生きていた意味は十分だ。しかも死傷者を出さずにというのが偉い。娑婆に出たら自殺すると言っているが、その前にもう一度自分の可能性を試してほしい。また犯罪であってもいいし物書きでもいい。表舞台に堂々と出て行くのは無理だが、アングラ的人気を獲得することは容易いだろう。それだけの才能と実績を持っているから自信に思ってほしいと伝えたい。
彼がここまで自由に意見を述べることができたのは、罪を犯したことにより自身の知名度が上がり社会的発言力が強まったからと見る事ができる。もし事件を起こしていなかったらただの底辺一般人でしかないので、同じ発言をどこかでしてみたって見る人は非常に限られてくる。長すぎるし、自家製用語を作りすぎだし、何より実績がないから説得力がない。
今回彼の発言がここまで大きく取り上げられ、様々な反響を得たという結果は新たなる犯罪を生み出しかねない。それは「発信のための犯罪」である。
ハッキングなどの特別な技術がなくたって、安全圏から十分世間を騒がせ、一挙一動に注目を浴び、ペンネームで日本中に自分の意見を伝えることができることを彼は証明してしまった。
私も彼の定義する「無敵の人」になり、最後に社会に言いたいことがあったとしたら同じことをするだろう。