こんにちは!動点Pです。

さっき急に雨が降ってきました。折りたたみを持ってたのでならずには済ましたが、すごく蒸し暑くなってとても嫌です笑。


今日は絶対にやめて欲しい数学の指導っていうタイトルです。この前阪大君を教えていてそのことに気づいたので書きます。


何をやめて欲しいかというと、「何でもいいからなんか書け」っていう指導です。


前に京大の入試作問委員会の数学の講評みたいなものを見たことがありまして、そこには最近の受験生の答案がいかにダメか、かなり辛辣な言葉で書かれていました笑。「学校や予備校などで何でもいいから書けという指導が蔓延してるのが原因と思われる」みたいなことを言っていたんですよね。


それを読んだ時には、本当にそんな先生が多いのかな〜と半信半疑でした。けれどこの前、阪大君が高校の時の先生からそういう風に教わったと聞いて驚愕しました。ただ、振り返ると僕も言われたような気がします。


今回はそういう指導の何がいけないかを説明します。



まず、「何でもいいから書け」というのは少しでも部分点を稼ぐのが目的ですよね。それは良いと思います。点数取らないと受からないので。 


あと最初にいけないと言いましたが、気付いたことを書くのが好ましい場合もあります。例えばすごい難しい問題があった時に、実験をして論証は出来ないけど何らかの構造を掴めた。みたいな場合はとても好ましいと思います。白紙が多いのにしっかり問題に向き合って好印象です。



「とりあえず数学的帰納法で示すと書いておこう」とか、「ちゃんと示せないけど誤魔化せそうだからちゃちゃっと書いておこう」みたいのは良くないと思います。


前者はよく分かんないけどこれで部分点貰えるでしょ?みたいな姿勢が透けて見えるので、僕が採点官をしていたら答案を破きたくなります笑。数学を舐めているのだろうかと思います。


後者も同じで、誤魔化せると思ってんじゃないよと答案を破きたくなります笑。大学教授より全然頭の悪い僕でも分かってしまうので、誤魔化そうとするのは諦めた方が良いです笑。


 

実情は知りませんが、教授側としては数学的な嘘を書いていたり、誤魔化しを書いた場合は減点したいと思っているはずです。一般に模試の採点では出来たところまで加点という方式です。しかし嘘や誤魔化しをしないのも数学の能力です。


ただそこまでしてしまうと受験生の答案に点数が付かなくなってしまうので、ある程度の見逃しはあると思います。


 

まとめると、「よく考えずにとりあえず何か書く」という指導はやめて欲しいってことです。減点までされるかは分かりませんが採点官の印象は最悪ですし、そういう指導は受験生が普段からよく考えることを妨げているように感じました。後者の方がより重大ですね。


良かったらみなさまの意見も聞かせてください。


今日はこのくらいにします!見てくださった方ありがとうございました。