あなたの幼少時代を思い出して下さい。
あなたは、どんな言葉を周囲から受けていましたか?
「早く用意をしなさい!」
「ちゃんと勉強をしないと良い学校に行けないよ!」
「言うことを聴かない子はうちの子じゃない!」
こんな言葉を浴びてきたなら、間違いなく理想の住人になっています。
周囲に理想を掲げられ、その理想をある意味、強要され続けてきたわけですから、いつのまにか、それが常識化してしまい、完璧主義が根付いてしまったというわけです。
理想は理想、現実は現実。
この線引きが出来ていないと、大人になってからとてもタイヘンになります。
理想を追いかけ、理想を相手に求め、理想的な自分しか認めない。
こんな生き方が楽なわけがないですよね。
まずは、理想に振り回されている自分に気づくことが大切です。
なるほど、自分は過剰な理想を描いては、自分や相手や社会に要求しているな、と認識すること、とっても大事です。
そして、0点と100点という2極的な思考から、1~99点でもいいよね、というワイドな考え方を認識していくことです。
子供は、完璧主義的な思考を持っていますので、0点か100点かで大騒ぎします。
大人になっても完璧主義で生きている人は、ある意味、大人になりきれていない、とも言えます。
大人は、折り合いを知り、実際に折り合いをしていくうちに、大人としての資質の熟成をしていきます。
いつまでも折り合いを認めない人は、単に、大人になりたくない子供とも言えます。
今からでも遅くはない。
大人らしい大人になるために、ちょっとだけ見方を変えて、折り合いをつけてみましょう。
「あなたの考えでもいいよね」
という言葉なんかは、まさに折り合いをつけて、相手の考えに同調している好例です。
参考にしてみて下さいね。