増え続ける心の病、リーダーは行動を改めよ(ITmedia)
http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/0906/19/news010.html
この記事で、「存在に対する承認」というキーワードに釘付けになりました。
これは、言葉で言うのは易しいですが、しかし、とても難しいことです。
なぜ、うまく相手の存在を承認できないのでしょうか?
それは、自分の考えに固執している、執着している場合が多いからです。
「それって、どういうこと?」
と、思われるかもしれませんが、もっと分かりやすく言えば、自分の”正しさ”に固執・執着している、という事です。
自分の正しさに固執・執着していると、どうしても相手の存在に対して、否定的になり、承認や受け入れるという事が難しくなります。
「自分は、こういう考えなのに、あの人(相手)は、どうして、あんな考えなのか?」
こういった思いが、心の中を駆けめぐってしまうと、どうしても、相手の存在を全面的に否定したくなり、承認という状況まで踏み込めなかったりします。
よく、「あるがままを受け止めることが大切」、と言われますが、これを乱暴に実行してもうまくいかないのは、みなさんが経験している通りです。
うまくいかないのは、ある意味、当たり前なのです。
「なぜか?」って?
それは、自分の受け止め方が変わっていないのに、相手をあるがままに、という概念だけで、実行しても、用意や準備が出来ていない状態では、できるわけがないのです。
しかし、世間では、概念先行型で、流布されますから、皆が皆、模倣して実行するのですが、結果はほとんど出ないのです。
「受け止め方を変える。」
これを実行するには、自分の固定観念を知ることが必要です。
例えば、先ほどの例のように、「自分の考えは正しい」という固定観念の場合は、この固定観念を手放すと、大きく、受け止め方が変わります。
「あなたの考えでもいいかもしれない」
「あなたの考えもアリかもしれない」
「あなたのような考えもあるんだね」
こうなると、相手の存在を否定するという思いは薄れ、ある意味、存在の承認をしやすくなります。
みなさんも、自分の固定観念を探して、承認上手になってみませんか?
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