日時  2011年5月11日
(空想) 『内閣総理大臣特別声明』 
(そのスピーチ原稿)
雪の結晶
雪の結晶
雪の結晶
日本国民すべての皆様、お一人お一人に向けて、呼びかけ、訴えます。
   「フクシマ 3・11」 は、将来、絶対的に、繰り返されてはならない。
   今後、二度と再び、あってはならない。
   「フクシマ 3・11」 。
   その再現は、絶対的に、許されない。
これが、私の、一人の人間としての直感であり、
同時に、この国の政治的代表者としての直観であります。
雪の結晶
皆々様は、お一人お一人、どのように、お考えでしょうか?
私のこの決意に、賛成なさいますか?
それとも、
私のこの決意に、反対なさいますか?
雪の結晶
完璧な自由に基づいて、
もしも反対なさる方がいらっしゃるならば、どうか、名乗り出て頂きたい。
そして、その理由と根拠を、お示し願いたい。
・・・・けれど、
恐らく、誰一人として、名乗り出る方は、いらっしゃらないのではないでしょうか?
雪の結晶
一方において、
私のこの決意に賛成して下さる人たちに呼びかけます。
同じく、その理由と根拠を、お示し願いたのです。
  なぜ、「フクシマ 3・11」 は、
  将来、絶対的に、繰り返されてはならないのであるか?
  なぜ、今後、二度と再び、あってはならないのであるか?
  その再現は、何故に、絶対的に、許されてはならないのであるか?
膨大な分量に達すると思いますが、そのご意見のすべてを、集大成したいのです。
そして、そのすべてを、広く世界の人々に公表したいのです。
雪の結晶
・・・・このようにして、私の決意が、すべての国民の決意となる。
その時、私たちの前に浮かび上がって来るものは、ただ一筋の道であります。
すなわち、
日本国内の、すべての原子力発電所のすべての原子炉を、即座に、停止する。
その停止から廃炉と廃止に至るまでのプログラムを作成し、それを貫徹し完遂する。
数十年から数百年(数万年)にまで及ぶ、使用済み核燃料その他の管理に、万全を期す。
雪の結晶
雪の結晶
もう一度、申し上げます。
よくよく、お考え頂きたいのであります。
   「フクシマ 3・11」 は、
   将来、絶対的に、繰り返されてはならない。
   今後、二度と再び、あってはならない。
   その再現は、絶対的に、許されない。
雪の結晶
私たちは、
<原発のある世界>の中で、この<願いと決意>を、実現すべきなのでしょうか?
----それとも、
私たちは、
<原発のない世界>の中で、この<願いと決意>を、実現すべきなのでしょうか?
雪の結晶
<原発のある世界>。
すなわち、
これまで通り、
<これから5年10年15年と、
日本国内に幾十機・・幾十炉もの原発を稼動させたままの状態の中>で、
私たちは、この<願いと決意>を、実現すべきなのでしょうか?
・・・・どうでしょう?
そこには、
奥深い、名状し難い、倫理的道徳的な退廃が、横たわってはいないでしょうか?
同時に、
そこには、
簡潔明瞭な、物理的論理的な欠陥を、見い出すことが出来るのではないでしょうか?
雪の結晶
<原発のない世界>。
すなわち、
<日本国内の、
すべての原子力発電所のすべての原子炉を、即座に停止し、完全に廃炉にした中>で、
私たちは、この<願いと決意>を、実現すべきなのではないでしょうか?
<日本文化>も<日本精神>も、
私たちに、このように命じているのではないでしょうか?
<日本の山河>も<日本の風土>も、
私たちが、このようにすることを、望んでいるのではないでしょうか?
雪の結晶
繰り返しましょう。
私たちは、
<原発のある日本>の中で、この<願いと決意>を、実現すべきなのでしょうか?
----それとも、
私たちは、
<原発のない日本>の中で、この<願いと決意>を、実現すべきなのでしょうか?
すがすがしく、すこやかに、簡潔明瞭な、物理的論理的な聡明さの中で。
雪の結晶
   「フクシマ 3・11」 。
   ・・・・この言葉が、
   福島県の人々の、人間の尊厳の日々を記憶するものとなるように。
   そして、
   この言葉を、
   日本国民の、潜在的な、根源的な、精神性と倫理性を示す言葉とするために。
   そして、
   この言葉を、
   日本民族の、潜在的な、根源的な、人格性と人間性を示す言葉とするために。
   そして、
   この言葉を、
   日本語という母国語共同体の、
   潜在的な、根源的な、世界認識と歴史認識を示す言葉とするために。
   そして、
   この言葉を、
   人類の、潜在的な、根源的な、資質と能力を示す言葉とするために。
雪の結晶
・・・・ご静聴、どうも、有難う御座いました。
雪の結晶
雪の結晶
内閣総理大臣 ***
雪の結晶
雪の結晶
(空想) 『内閣総理大臣特別声明』 2011年5月11日
(そのスピーチ原稿)





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【資料】
原子力による発電がまったく無くても、電力供給量は充分足りている。
【小出裕章】
日本の54基全部止めても、夏のピーク電力すら大丈夫なのです。
国のデータから大丈夫なのです。
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