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前節専修大学戦、相手に押し込まれながらも先制点を奪い、引き分けた11位中央大学は、前期リーグ最終節、西が丘サッカー場で10位駒沢大学との試合に臨んだ。

中央大学の先発メンバーは前節と変わらず。

前半は中央大学が世代別代表にも選出され注目の3年六平光成を中心としたパスワーク、二列目からの飛び出しを中心に相手ゴールを脅かす。

2分には皆川佑介がミドルシュートを放つが枠外。4分には田仲智紀、六平のパス交換から六平がペナルティエリアに侵入し、キーパーと1対1の状況を作り出すが決めきれず。

逆に11分駒沢大学FWの湯沢洋介に一瞬よスキをつかれ、コントロールシュートを許し、リードを奪われる。

25分には駒沢大学のDF林堂眞が無回転フリーキックからゴールを脅かすが、ここはGK岡西宏佑がしっかりセーブ。ピンチを逃れる。

その後、中央大学も何度もチャンスを作るが前半は1点をリードされたまま折り返す。

エンドが変わって後半。
両チームともメンバー交代はせず。

52分駒沢大学、湯沢からのセンタリングを碓井鉄平が押し込み中央大学がリードを2点に広げられる。

この悪い流れの中、中央大学は56分田辺圭佑に代えてドリブラー澤田崇、皆川に代えて、ストライカー安柄俊を投入。佐藤健監督が勝負に出る。

すると、この采配が見事に的中する。

59分には、右サイドで田仲からのパスを受けた澤田がドリブルで中に切れ込み、左足を一閃。ニアサイドに見事なシュートが突き刺さり1点差に迫る。

さらには61分左サイドバック高瀬優孝からのロングボールを安柄俊が左足でボレー。後ろからの難しいボールながら冷静に枠内に叩き込み、中央大学が同点とする。

こうなると試合は中央大学ペース。

64分にコーナーキックからのこぼれ球をキャプテン大岩一貴がヘッド押し込み逆転。前節から身体を張った守備で中央大学ディフェンスを支えた男の気迫の籠った逆転弾でさらに勢いにのる。

72分には右サイドの林容平からのクロスが相手DFにあたりオウンゴールを誘発。88分には林が澤田からのパスを受けると相手DF1人をかわし、きっちり決めて5点目。

中央大学は佐藤監督の采配が冴え渡り、大逆転勝ちを果たし、久々の勝利の味を噛み締めた。

これでリーグ戦では勝ち点を13に伸ばし、順位は8位まで上昇。7月に行われた総理大臣杯での準優勝に続き、後期リーグ戦の逆転優勝に向けて弾みをつけた。



後期リーグ戦初戦は23日、平塚競技場でオリンピック代表候補のGK増田、DF比嘉、MF山村を擁する優勝候補、流通経済大学との試合に挑む。

キックオフは13:50






3月11日、東日本大震災発生から約2ヶ月。

多くの命を奪い、破壊した震災以来、初のみちのくダービーが山形県NDスタジアムで開催される。

ダービーは両チームが存在してこそ成立するもの。

両チームとも相手をリスペクトすることは忘れて欲しくない。

この特別な試合、サポーターも胸に秘めるものは大きいだろう。
彼らの意地のぶつかり合いが熱気に変わり、その熱い雰囲気はピッチ上だけでなく、スタジアム全体を包み込む。

この特別なゲーム。

仙台は2試合連続でロスタイムに同点に追いつかれ、守備陣の集中力が試される。

このゲームの鍵となりそうなのが両サイドバックの攻防。

現在1ゴール1アシストの菅井直樹と前節2アシストを記録した朴柱成が相手サイドバックを押し込み、山形のワンボランチ佐藤健太郎の両脇のスペースをうまく使うことが可能となれば試合の主導権を掴めるだろう。

一方、山形は開幕以来1勝で17位。この試合でライバル仙台を叩き、今後への弾みとしたい。

山形の注目選手は秋葉勝。

彼が先発したダービーは5勝5分2敗と非常に相性がいい。

昨年のダービーでも左足から強烈なミドルシュートを叩き込むなど中盤のバランサーとして山形の中盤に君臨してきた彼が攻撃に絡めば、非常に怖い存在となる。

勝って仙台が上位陣に喰らい付くか、それとも山形が勢いにのるか。

キックオフは13:00。





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気温21度という初夏のような気候、絶好のサッカー日和の中行われたジュビロ戦。
仙台は怪我の状態が心配された太田が先発。
川崎戦からの好調を支えるメンバーで試合に臨んだ。
対するジュビロも前節と同じメンバー。

日本代表ザッケローニ監督もこの試合を視察し、注目度の高いゲームであることを伺わせる。

5試合でベガルタは2失点、ジュビロは3失点と両チームとも堅守を持ち味とするチームで接戦が予想されたが、戦前の予想に反したゲームが繰り広げられる。

試合は開始早々4分、朴のクロスに菅井がファーサイドから飛び込みベガルタが早々と先制する。
両サイドバックの特徴を活かした攻撃が功を奏した形となった。

さらに10分、梁からのクロスにファーサイドに陣取っていたセンターバック、チョが山田に競り勝ち、そのボールを赤嶺が流し込み追加点をあげる。

前半はベガルタがコンパクトな陣形を保ち、ほぼ完璧な形でジュビロを抑える。

しかし、後半、ゲームの展開が一変する。

後半開始からジュビロは前半の4-4-2から、ボランチ那須をセンターバックに組み込み、両サイドバックの駒野、朴をウイングバックにあげ、山田大記をトップ下に配置する3-5-2にフォーメーションを変更。

那須が最終ラインに入ることで相手のプレッシャーが甘くなり、さ駒野と朴の両サイドプレイヤーにボールが散らされる。

また、センターバック加賀がサイドプレイヤーを追い越し、クロスを配給することにより、仙台ディフェンスに綻びが生じ始める。

ボランチがサイドに釣り出され、バイタルエリアにスペースが生じ、山田を捕まえきることができない。

そして後半14分、加賀からのクロスが流れた所を朴が折り返し、山田が頭で押し込み、ジュビロが2-1とする。

さらにその僅か2分後、今度は駒野からボールを受けた山崎がコースを作り、追い風にのった強烈なミドルシュートを叩き込みジュビロが同点に追いつく。

ここで仙台は負傷をおしながら先発出場していた太田に変えて、富田を投入する。富田がピッチに入り、ボランチの枚数が増え、ピッチに落ち着きを取り戻し、仙台は守備から攻撃に入るという本来の形を取り戻し始める。

そして、迎えた後半43分、再び左サイドから朴が攻め上がり、絶妙なクロスをあげるとボランチ角田が強烈なヘッドを叩き込み、仙台が遂に磐田を突き放すことに成功する。

仙台は勝利を掴みかけたかに見えたが、まだ試合は終わらない。

後半、脚を吊った菅井、高橋義希、に交代カードをきってしまい、守備陣は疲労の色を隠せない。
そしてロスタイム、山田に代わり投入された金園がキーパー川口からのパントキックに対処できず、鎌田と林が交錯したミスを突き、磐田が同点に。

こうして両チーム、攻撃では収穫の手応えとともに守備には課題を露呈し
勝ち点1を分け合うゲームとなった。