この記事を読んで、1人目新生児期を思い出して泣けた〜
私は石原さとみさんみたいに真面目に本読んだりはしてなかったし、適当人間だから周りに頼って育児の手を抜くのも余裕でできる!って思ってた。
でも、違った

産後退院するときからこわかったし、病院のエレベーターでぱっと見元気そうな高齢の入院患者さんが「赤ちゃん可愛いね〜!」って言ってくれてるのに、「こんな元気そうな人たちより、この生まれたての弱々しい赤子のほうが入院が必要じゃないか?!」とか思ってた

こんな弱々しい存在を、普通の一般家庭に連れて帰ってええの?!あの心拍だかなんだかをチェックしてくれるベッドなくてええの?!助産師さんやお医者さんがしてくれていたことを私にできるの?!
もうちょっと入院させて!!くらいの気持ちだった

実家で実母や姉が手伝ってくれてたのだけど、今思えば私はすごくイライラしてた。
みんな、可愛い可愛いって笑顔で赤ちゃんに接してくれるけど、私は赤ちゃんを可愛いとあまり思えず、逆にこわいとさえ思ってた

なのに、みんなは可愛いって言う割に、赤ちゃんに適当なことしたりするの、どうして?!(今思えば別に適当ではない。当時の私にはそう見えただけ)
可愛い可愛いって言うばかりで、責任がない!やっぱり母親の私がやらなきゃ!この子のことを本当に考えてるのは私しかいないんだ!
とか思っちゃって





でも、可愛いと思えない自分に自己嫌悪して、可愛がってくれる人たちにイライラして。。
乳首切れて授乳は激痛だし、服がこすれるだけで痛いし、シャワーも痛い。でも、張って岩みたいになるから授乳はしなきゃ。
夜中からずっと赤ちゃん抱っこして、毎朝のように朝日を拝む。
真っ黒で白目だけ目立つ赤ちゃんが、こっちをじーっと見てくる夢を見て、飛び起きる。
赤ちゃん寝てる間に寝ようと思っても、思うように眠れない。眠れないことにまたイライラ…。
とにかく、今思えば、自分を追い詰めてたなーっと。
実姉は、妹の私のイライラ加減に悩んで、お友達に相談までしていたそうな

お友達からは、「今は仕方ない。そういうもんだ。」と言われたらしい。
でも、そんなある日、死んだおばあちゃんが夢に出てきて、赤ちゃん抱っこしながら
「あんた眠いんでしょ?もういいから休みなさい!」
って言われて。
そしたら自然と
「ああ、おばあちゃんがそう言うなら休もう。赤ちゃん任せよう。」
って思えて。
他の人に赤ちゃん抱っこされてたらあんなにイライラしてたのに、おばあちゃんが抱っこしてても全然イライラせず、任せてもいいんだ…って素直に思えて。
そこから!!

本当の意味で、周りの人達に頼れるようになりました

肩の力が抜けた!
って感じだった。

そして、産後2ヶ月目くらいに、予防接種のために病院に行って待合室にいたら、助産師さんが赤ちゃんに声かけてくれて談笑して、最後にその人が
「お母さん、育児楽しい?」
って聞いてくれたとき、
ものすごーーーく自然に、心から、
「楽しいです

」



って答えた自分がいて、
自分で自分にびっくりした

新生児期の自分との違いが明確すぎて。
それでやっと、あの頃は自分を追い詰めていたのだな、イライラしてたんだな、と気づいたのでした。(それまで自覚なかった笑)
おばあちゃん、あのとき夢に出てきてくれて、ありがとよ

不思議なことに、死んだおばあちゃんや、ひいおばあちゃんに、妊娠期から育児まで、たまに助けられることがある。
不思議だねぇ。
見守っててくれてるんだろうかね

強いおばあちゃん達だったから、心強いよ
