60代 女性
主訴 歩行時に足が上がららい、歩きづらい。
と言う感じ・・・
ひとまず骨盤、股関節、足関節、膝などをチェックし整え再度歩行してもらう。
患者さんの感想は・・・『あまり変わらない』とのこと・・・
(私の目にも変わったようには見えていなかった・・・)
そんでもって、足を上げるのは腸腰筋など股関節の屈筋群だな~と言う事で筋肉に処置を施し再度歩行してもらう・・・・が・・・『あまり変わらない』との事・・・
う~ん何かしら????(ノ_-。)
ともう一度歩いてもらうようにお願いして色々な角度から歩行を観ていると・・・(@_@)
頭がずっと屈曲位!!!と言う事にようやく気づく・・・
と言う事は・・・伸張性頚反射がおこってるんじゃねぇ???と言う事で上部頸椎、後頭骨をモーションパルペーションすると、後頭骨が屈曲位でロックしている!!!
後頭環椎関節を調整して再度歩いてもらうと、ようやく『楽に歩ける~』とのことv(^-^)v
頭が屈曲位(下を向いていると)だと足はピンっと伸びて両腕は曲がるって言う身体の反射(伸張性頚反射)がずっとおこっていたのでしょう。
足が伸びっぱなしですから、曲がりませんわ~~そんで足が上がらない=歩きづらい>そんで更に注意して歩くようになり足下を見て歩くようになる>さらに後頭骨の変位が固まる。みたいな感じでしょうか・・・
これも伸張性頚反射ってのが有る事が分かってないと出来ないお話なのだなぁ~
知ってて良かった伸張性頚反射!!!
4年前だったら・・・たぶん・・・私の所では無理でした・・・・