GWも終わりましたね。
本当は今日5/9公開されたP.O.Pの「BEER so Good!」のMVについて
語りたいのだけど、伸ばし伸ばしになっちゃったので、今日は
SRの感想を書きます~。
★4話
最初の水着美女ハーレムは今までの流れから夢だろうな、
と思っていたけど、オチのトムさんが最高w
おっぱいとかエロについては男性のようにヒャッハーとはならないので、
「きっと男性はテンション上がるのだろうなぁ( ´ー`)」
という気持ちで見ておりました。
その辺はどうしたって性差ゆえの共感の限界があるので仕方ないですね。
入江監督主催のメルマガで、水着ハーレムのシーンは
「自分で脚本を書いて自分で演出したのにイライラした」と
書かれていて、それも何か面白かったですw
入江監督が東北を舞台にした理由も書かれていて
ちょこっと書くと、3.11のことよりもむしろ、それ以前の
「東北の歴史」などがきっかけになっているようで、
とても面白い内容でした。
義経にしても戊辰戦争にしても、東北のイメージには
どうしてもそういった負の部分がつきまとうし、
歴史の中で、なぜ北日本がなかなか拓かれなかったかといえば、
山々が連なるという地形の問題もさることながら、
やはり雪と寒さが非常に厳しいという部分が大きいと思います。
ちょっとだけ脱線するけれど、私は北海道で生まれ育っているので、
その部分については色々思うことがあるのです。
入江監督の『太陽』という映画の撮影場所になったのが、
監督の地元の深谷という場所で、「冬の撮影がとても厳しかった」と
書かれていたのですが、やはり道産子としては、
つい「北から目線」してしまったのでした。
「へー大変でしたね(棒)」みたいな。
『太陽』も映像が美しかったのですが、どう見たって秋。
にしか見えない。雪がなきゃ冬じゃない。という感覚なので。
もっといえば、「そんなんじゃ救われないし感情移入もできない」。
もっと「こっち」に来てほしい。もっと「痛み」に寄り添ってほしい。
そうじゃなきゃ共感なんてできない。
だから、今回、SRの撮影場所を東北にしてくれたことが
とても嬉しかったのです。
SRはそういう作品だと思ってるから。
入江監督は寒さは苦手だけど雪国は好きということだったので、
SRにもし続編があるならぜひ夕張とか苫小牧とか網走とか
舞台にしてほしいなと思ったり。
NHKのドキュメンタリー番組で見たのですが、夕張の子供たちは、
夕張出身というだけで他の町の子にいじめられるそうです。
これほどヒップホップが必要な場所、他にあるでしょうか。
もともとゆうばりの映画祭で賞をとったことがきっかけで
『サイタマノラッパー』は世に知られたので、入江監督には、
SRの続編でなくても、いつか夕張を舞台に作品を撮ってほしいな、と
個人的に思います。
かなり脱線してしまいました。
入江監督はメルマガの文章もめっちゃくちゃガチで、
ものすごく読みごたえがあって、「誠心誠意書かれてる」
「念がこめられてる」のが伝わるから、本当に尊敬です。
ドラマが終わるくらいのタイミングで、
メルマガの入江監督の巻頭言を中心にまとめた
SR制作日記みたいな、SR公式本第二弾、出してほしいなぁ。
もしくは入江監督のエッセイというかたちでも。
遠野の景色が美しい。
雪さんきれい。
「寅さん」と「トラック野郎」のオマージュがたくさん
あるらしいのですが、不勉強でどちらも見たことがなく…。
カブラギさん、味があって良いですね。
どぶろくのお店とか雪さんの家とか、
趣があって贅沢な画だな、と思いました。
入江監督はお話をつくるにあたって、
遠野の歴史や民俗学についてもかなり調べたとのことで、
そういうベースがしっかりしていると、分かってる人は
より楽しめると思うし、知識がなくても、作品全体の
クオリティーを底上げするもののように思います。
トーコと雪さんが一緒に台所に立ってるシーン、とても好き。
後半のトーコとマイティーのシーンがいい。
「おめぇがやりてぇことはおめぇが自分で見つけるしかねえんだよ」
…沁みますね。
夢をもたざるものは持たざるもので、
持ったものはもったもので、悩んだり、迷ったり。
「しがみつくもの」=「夢中になれる何か」がある人生は、
やっぱり幸せなんじゃないかと思います。
それがあるが故の痛みや苦しみはあるとしても。
前半はパロディー調なのに、後半、グッとくるシーンがあって、
30分に色々詰め込まれてて本当にすごい。
★5話
チッタのステージ、実際イベントで「その場」にいたので
気持ちがアガります。最終話まで終わったら、当日の撮影の様子を
改めて書きたいと思います。
ちんことかパンチラとか、深夜とはいえテレビだから
SR3のときよりは表現が抑えられてるけど、青年向けというより
むしろ少年向けみたいな軽めのノリも「SRらしさ」だなと思います。
SR公式本の対談の中で、入江監督が、そういう言葉が
出てくると、「気が楽にというか、肩の力が抜けるから好き」と
いうようなことを書かれていて、パロディーとシリアスの絶妙な
さじ加減もまたSRシリーズの魅力だな、と思います。
ひっつみ、おいしそう。
キャラがブレるほどなぜかやたら饒舌に食レポするイックw
トーコに対して「二階堂ふみに似てる」とか
「かわいい」とか「美人」とかすごい雑な褒め方をする
SHO-GUNG3人。けど、このシーンのトーコ、本当にかわいい。
なんだかんだついていってあげたり、ちょっとずつ
ツンからデレに移行していくのはいいですね。
古事記の天岩戸の話を引用して、
「みんな楽しい方に引き寄せられるんだよ」という
邦夫さんの言葉。本当にその通りだと思う。
だからP.O.Pが好き。楽しいことばかりありますように。
3人が河童のためにラップするシーンでジーンときました。
3人の会話としてのラップのかけあいじゃなくて、
「3人で誰かに見せる(聴かせる)ためのラップ」って
SR1の公民館以来だから。
そして邦夫さん、ラップ上手!声がいい。
「Like a りえのサンタフェ」懐かしいww
今回も双子メイドのリリックが冴えわたってますね。
踊るトーコと雪さん、かわいい。
プチョヘンザでそーっと手をあげる河童様がかわいいw
そして、ついにTKD、双子の兄、キターーーーーー!!
これはもちろん、TKD先輩役の上鈴木伯周さんが双子で
あることからのエピソードで、小説版サイタマノラッパーでも、
TKD先輩の噂として、双子の兄がいる、というのはチラッと
出てきたのですが、ここに来てついに…!!
双子の兄役も伯周さんみたいですが、双子のファンとしては嬉しい限り!!!!
お寺で読経するお坊さんたちの声と兄タケダ。
夭折したTKD先輩と、お寺に入った兄TKD.
ラップと読経。言葉の力。
仏教、詳しいわけでは全然ないのですが、
お経にはその言葉そのものに力が宿っているから、
詠唱することに意味があるらしく、
「日本の言葉の歴史」を辿ると、深い部分で
仏教に行きあたるのでしょうね…。
SR2のラストシーンも法事だったし。
HIP HOPの「スピリット」というもの、死生観。
そういえば、RIP SLYMEの『楽園ベイベー』の
次のシングルの『BLUE BE-BOP』という曲のMVが
お寺で修行する内容だったのを思い出しました。
エロから真逆の場所。内省。
ラップすることであれ何であれ、
最初は「モテたい」(他者承認)みたいな動機で
始めたとしても、突き詰めていくと、
むしろその初期衝動を捨ててしまえるくらい、
自らと向き合う(自己承認、自己肯定、自己受容)みたいな
ステージに移行していくのかなと思ったり…。
4話も5話も、それぞれのEDが各話のキャラクターの関係性を
反映させてて、それぞれのロケ地が本当に美しくて、
最後まで余韻を味わえるのがいい。
6話もとても楽しみです★
ではでは今日はこの辺で~ノ
( ´ー`).。oO(次回は超軽いノリで『BEER so Good!』のMVについて書こう…)