皆さん、ボランティアのご経験はありますか？

「ボランティア」というと、敷居が高く感じるかもしれませんが、誰かのために何かをしてあげるという気持ちから離れて、自分が好きなことをやってみよう、と思うと一歩が踏み出しやすくなると思います。

私は、子どもが学校でどのように過ごしているか覗いてみたいという好奇心から、小学校での絵本の読み聞かせのボランティアに参加するようになりました。実際に参加してみると、多彩な絵本に触れて心が躍り、絵本の内容に感動し、教室で絵本を読んだときの子どもたちの反応に一喜一憂し、普段接することのない先生方や保護者の方と会話をし、子どもたちに絵本を読むというボランティアを通して、自分の方が多くを学び、沢山の喜びを感じることができました。

皆さんも自分の趣味や特技を通して、少しだけ外へ目を向けてみると、新しい世界が待っているかもしれません。

さて、2月15日は「世界国際小児がんデー」です。

身近に患者さんがいる方も、そうでない方も、小児がんとともに生きている子供やご家族について考える時間を持ってみませんか。自分の時間を使って他の人のことを考えられるようなることも、ボランティアへの第一歩ではないかと私は思っています。少しでも多くの方が、この日のことを知り、思いを馳せることで、どこかで何か新しい行動が生まれることを願っています。

（文：八木澤）