司法修習生(元ランナー)の司法試験受験記録

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H29司法試験合格しました。
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成績通知後から間隔が空いてしまいましたが、短答対策の最後の記事を書かせていただこうと思います。

残すは当日の試験問題の解き方でした。

科目共通の解き方をご紹介した後、時間配分の仕方、対策の仕方を紹介し、その中で科目別に特別な点があれば触れたいと思います。

【1問ごとの読み方、解き方について】

この点については正攻法で解いていると自己分析しています。

・初めに問題文を見て
『正しいものを2つ選べ』だったら大きく「○2」、
『誤っているものはどれか』や『誤っているものの組み合わせを選べ』だったら大きく「✕1」など、最終的に何を答えればいいのかを問題文の近くに書きます。ほぼ無意識に一瞬で書いています。

これで、肢を考えた後にどれをマークするかを間違えることは防止できます。

・次に、肢を上から(アから)読んでいって、正しければ左に「○」、誤りなら左に「✕」を書いていきます。
短答は直感が大切なので、全くわからないものを除いて、必ず○か✕をつけます。
ただし、迷った肢には「△○」「△✕」のように書いて次の肢に進んでいました。

・オまでこの作業を行ったあとに、肢の組み合わせがある問題は下の組み合わせを見て、答えを出します。
肢ごとに組み合わせを見て消去法のように絞っていかないのは、エやオなど後半の肢を読むときに間違いを生みやすい先入観(例えば、「まだウまでしか読んでないから分からないけど、アウが正しい気がするから、エとオは誤りじゃないかな」という感じの先入観です)を持たずに知識でエとオの肢を判断するためです。
ただし例外があり、確実にアとウが正解だ!と判断できた場合には、アウの組み合わせが選択肢にあることを確認して、エとオは誤りを確認するように読みます。

・5つの肢を読んだ時に、△がつけたまま進んだ肢がある時は、一度オまで判断し終えてからその肢に戻ります。
そして、5つの肢比較する視点で△の横に書いた○や✕が本当に○や✕である(可能性が高い)かを判断して答えを出します。

問題文の上あたりに大きく「○2」や「✕1」などと書いておいているため、○がついている2つの肢や、✕がついている1つの肢がそのまま答えになります。

・答えが出たら、マークミスやマーク漏れを防止するために、問1から順番に1問ごとにマークしていきます。

以上が、基本的な解き方です。

もっとも、後述する時間配分との関係で、消去法をやらないと民法が解き終わらないなどという方には向いていない解き方かもしれません…

【時間配分について】

短答式試験において、最後まで解き終えられないことは、取れるはずの得点を落とすことになりかねず、もったいないです。
なのでスピードと時間配分は非常に重要な要素だと思います。

私は本番の試験で、前述した全部の肢を上から読む解き方を問1から最後の問まで順番に行い、
民法68分(余り約7分)、憲法30分弱(余り20分強)、刑法40分(余り約10分)で解き終わりました。

憲法は肢が3つしかないため、誰でも比較的時間に余裕を持って解くことが出来ると思いますが、時間が厳しくなるのは民法と刑法だと思います。

やはり、1問あたりに使える目安の時間を決めておくのが良いということになると思います。
例えば、民法であれば1問あたり1分30秒〜遅くても2分、他の2つは1問あたり2分程度といった感じですね。

ここまで読んでいただいて、私のような解き方をしたら到底間に合わないじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

私の解き方は、最後の問まで読み終わった時点で、少なくとも一応は全ての問に対して出せる答えを出し終えた状態になるため、基本的に時間が残ったらマークミスが無いことをひたすら繰り返せばいいやというスタンスです。
個人的な感覚ではありますが、先に解いた時に分からないまま残しておいて、終わったら戻ってきて検討するというのは、時間を空けて2回読むことになり、ミスをするリスクを増やして解くことになる上、非効率的だと思っています。
なので、私は上記の時間で本番を解き終えたあと、残り時間は各科目2〜3回ほどマークミスが無いことを確認するのに充てました。

以上を踏まえまして、試験前までの時点で、正確さを落とさずにスピードを出せる方法を見つけ、それを練習をすることが良いと考えます。
具体的には、司法試験の過去問を毎回時間を図って解くことを強くお勧めします。

過去問を解く主な目的は、
・自分が何分で1問を解けるかを確認して、時間感覚を身につけること
・前述した私の解き方は一例ですが、個々が1番効率的に問題を読み進められる方法を確立し、それを無意識的に行えるようになるまで練習すること
・過去問と同じ知識は本番でも一定数は出題されることになるため、繰り返し解くことで正答率を上げること
にあると思います。

この内、3点目は問題が難化している今年の出題傾向からして、判例六法を読んだり(私の場合です。詳しくは前に書いた記事を参照して下さい)、肢別本などの、何かしらの違うツールを用いて知識を補うことが必要であるように思います。

大切なのは、上の2点、簡単に言い換えれば過去問慣れをしておくことだと思います。

私の場合ですが、2月あたりまでに自分自身の解き方、時間の使い方を確立し、どう解くのが1番得点を上げることを可能にするのかを見つけておくことが出来たと思います。
これが、模試や本番で安定して上位を確保することを可能にした大きな要因だと考えています。

最後に、具体的な到達レベルを参考までにご紹介して短答に関するこの記事を終わりたいと思います。
事前にパーフェクトで過去問レベルの知識をつけていたことを前提としてお話しますが、
3月の模試の前までの時点で、複数回解いている過去問であれば、民法60分以内、憲法25分以内、刑法40分以内で、それぞれ毎回9割5分〜10割を取れるような状態でした。

司法試験は論文式試験を中心に対策をするべき試験ですので、ここまで短答を確実に固める必要があるのかと言われると、それは本当に人それぞれだと思います。

5月の試験までに残された時間と、どういう得点の取り方で合格するかの両方をイメージして、短答対策にどこまで時間をかけた方が良いのかを見極めていただけたらと思います。

長くなりました。
また、更新が遅れて申し訳ありませんでした。

今後、時間とやる気があれば他の記事も書かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします!