鑑賞地/ユナイテッドシネマ浦和
D20。席は良かったんですが、横のおじさんが30分おきにケータイ見てて、冷めました…
監督・脚本/バリージェンキンス
原案/タレルアクバンマクレイニー
エグゼクティブプロデューサー/ブラッドピッド
出演/ナオミハリス マハーシャラアリ トレヴァンテローズ…
予告では「結局どういう話なの」「賞歴はいいからストーリーおしえろ」といったコメントが多いですが……
見ればわかります…
ほぼこの通りです。
〜〜ネタバレ〜〜
「ほぼこの通り」は盛りましたが、本当にこれが精一杯な感じはしますね。衝撃や大オチはありませんから。
ストーリーは3つに分けられてまして
ⅰ,little(少年編)
ⅱ,忘れた(青年編)
ⅲ,black(大人編)
の構成になってます。
ⅰ
少年編ではこの子がマハーシャラアリ演じるフアンと仲良くなります。
この主人公シャロンはシングルマザーの親(ナオミハリス)からネグレクトされ、さらに学校でもイジメられ、居場所をなくした所をフアンに救われます。
それをフアンの彼女、テレサ(観たことあるけど何に出てたか忘れた)が何とか向き合おうとしてくれます。
個人的にタイプです。すっごい優しくて本当に母代わりになろうとしてるように見えました。そしていい体してます。
フアンも自分がシャロンを育てようとします。(教養的な意味で)
しかしそれをナオミハリス演じる母親が許しません。
この人、最低なんですけど本当にどこにでもいそうです。
ⅱ,青年編
ここで大きく物語が左右されます。
昔から唯一仲良くしてくれたケヴィン。チャラいけどいい奴なのです。
偶然シャロンと海辺で出会います。砂浜に腰掛け喋る2人。シャロンの目線からケヴィンに恋してることが分かります。そしてきっとそれはケヴィンにも伝わっています。
そして成り行きでケヴィンはシャロンの性的欲求を満たしてくれます。私はこの時、ケヴィンは同情でそういうことをしたのだと思ってました。ケヴィンはシャロンがゲイであり自分に恋してることを知っていて、それを友達として受け止め、奉仕してあげるしかなかった。こう思ってたんです。
それとケヴィンが彼女と寝た話ばかりするんですけど、それを見るシャロンの目がめちゃくちゃ悲しかったです。
そしてケヴィンは中学生のころ人をボコボコにした経験からか、いじめの主犯格に「お前の腕見せてみろ」と言われ、シャロンをぶちのめすシチュエーションを作られるのです……
意外とありがちな展開…ですが
こん時のシャロンの目。
絶望ではなく信頼がそこにはあったように見えました。
「俺のことはいいんだよ、お前を強く見せんだろ、本気で来いよ!じゃないとお前がやられんぞ!」とそんな感じだったんじゃないでしょうか。(勝手な想像)
てな訳でケヴィンがシャロンを3発殴り、そのあとシャロンはいじめっ子にボコボコにされます。
翌日、シャロンは学校へ行くなり、主犯格の頭上から椅子をゴーーーーーーーンします。そんでもってさらにドーーーーンします。ここら辺は動画で見た方がわかりやすいね。
それが彼なりのやり方でした。
ここの教室へ入ってくシーンの扉の開け方がすごく印象的だったなあ。殻が破れてく感じが表現されてました。
しかし、シャロンの勇気は、警察に行くことにしか繋がりませんでした。逮捕され少年院行きとなりました。
ⅲ,
少年院を出たあと、シャロンはドラックのディーラーになりました。まるでフアンのような風貌で。(ファンは青年編で既に死んでいます、さらに母親のネグレクトは進み麻薬にまで手を出し薬物中毒になります←すごく重要でした)
ムキムキになったシャロンに一本の電話がかかってきます。
ケヴィンからでした。
ケヴィンは彼女と結婚し子供を設けましたが、離婚し、シェフとして働いていました。(すごく真面目)
内容は「あのときはごめん。」
これを聞いてケヴィンの職場へ向かうシャロン。(行かない奴はいない)
2人は再会を果たします。
一見ムキムキ過ぎてシャロンに見えないな〜と思っていたのですが
喋り出すとあの頃のシャロンのままでした。
そして2人でケヴィンの部屋に向かいます。
明言はしませんでしたがケヴィンはきっと、寄りを戻すためにシャロンに電話をしたのでしょう。シャロンもそれを分かって家まで行きました。本当にケヴィンはシャロンを想っていたんだと、このとき分かりました。
そしてシャロンの告白
「俺はお前以外に触られたことがない」
そう言われ2人はまたあの日の海辺を思い出し、抱擁するのでした……
とまあ純粋なラブストーリーなのです。
しかもすごく幸せな。最終的にはだけど。
あと省略しちゃったけどナオミハリスはちょっとずつ更正し「わたしを愛さなくていいわ」的なこと言ってシャロンを泣かせます。こんなん一番ずるいですよね……
意外とあっさりしてる印象でした。これがもっとモヤモヤした感じで撮影されてたら違ったかもしれないけど、映像が凄くクリアでさわやかだったので(青が本当に綺麗)、重いテーマでも軽く見れた印象です。断片的な記憶なので、回想のような感じ。少年から青年さらに大人に移り変わるまでの5年くらいの記憶は描かれてません。そこを想像しながら観ていくのも、たのしいかなと思います。
もちろん考えることはありました。
自分の在り方。ネグレクトされた子供。いじめ。本当にこう生きるしかないのか。それでも希望は見出せるのか。
私はハッピーエンドだと思いました。ケヴィンが彼の希望であり、そのケヴィンと再び会えたのですから。
そしてどうしても比べられる『ラ・ラ・ランド』。
でも対称的ですよね。
夢は叶えたけど2人が結ばれなかったミュージカル。夢は叶えられなかったけど2人は結ばれたドラマ。
横一線にある気がして、比べるものじゃないなあと思いました。
何度も観たいのはララランドだけど、確実に心に残るのはムーンライトです。(しいて言うなら)
以上。








