西の空が染まる砂ぼこりにじむ
空しさ繰り返す争いは止まぬ
大切な人を心に抱いて
赤く焼けた地に道は続いた
戦いを知るために生まれたんじゃない
何処にもない夢も無い乱れた命
すべてを忘れて深く眠りなさい
過ぎた日の罪が許される日まで
荒れた地に咲いた白い花のように
心の花びらでそっと包んで
悲しみを知るために生まれたんじゃない
明日も無い夢も無い乾いた命
踏みつけられても生きる草木たち
一番弱いのは人間だった・・・
戦いを知るために生まれたんじゃない
悲しみを知るために生まれたんじゃない
裏切りを知るために信じたんじゃない
憎しみを知るために信じたんじゃない