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ピン芸人・淳矢淳矢のブログ。優柔不断で慎重派。

フリーのピン芸人 淳矢淳矢のブログです。道に迷っても迷ってない雰囲気を出すタイプの人間の書くブログです。
主に映画のランキングをつけています。

お疲れ様です、淳矢淳矢です。





6月に入り本格的に映画館再開!
とはいえ筆が遅くて更新が7月に食い込んでしまいました
公開延期作品も立て続けに公開となった事でかなり色んな映画館に行ったような気がします。


そんなこんなで6月に観た新作公開・配信作品は
22作
(そのうち劇場公開作品は17本

アオラレ
茜色に焼かれて
地獄の花園
はるヲうるひと
るろうに剣心 最終章 The Beginning
キャット・ラブ:猫に捧げる愛の歌(N)
映画大好きポンポさん
RUN
エクストレモ(N)
狂猿
スケーターガール(N)
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
Mr.ノーバディ
よい子の殺人犯
安全の対価(N)
ザ・ファブル 殺さない殺し屋
リカ 28歳の純愛モンスター
クワイエット・プレイス 破られた沈黙
グッド・オン・ペーパー(N)
Arc/アーク
愛について語るときにイケダの語ること
ピーターラビット2 バーナバスの誘惑

無印:劇場公開
(N):Netflixオリジナル



るろ剣、クワイエット・プレイス、ピーターラビット、やたらと続編多めの月でした。





結末に関わる重要なネタバレは致しませんが

感想を書く上で内容に触れたりはするので

まっさらな状態で鑑賞したいという方はご注意を🙅🏻‍♂️




では3位から



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓










🥉第3位🥉
『スケーターガール』



新たな出会いで動き出す

インドの片田舎でくすぶった少女の人生




今年Netflix配信のインド映画って結構観ましたが、個人的には現状これがNo. 1です!

インドとスケボーという異色の組み合わせの青春映画ですが、主人公プレルナの置かれた境遇が切実。

小さな弟の世話をしながら家のお手伝い、貧乏のせいで教育もまともに受けられない、更に大前提のビハインドであるインドの階層の風習や男尊女卑。
序盤から漂う、インドに生きる女性を待ち受ける人生詰んだ感はまさに絶望そのもの、見ていてキツいものがあります。


そんなプレルナに差し込む希望の光。
旅行に来ていた年上ロンドン女性ジェシカとの出会いシーンが最高に良い!

自分が信じ込ませられてきた物とは明らかに違う、初めて出会う価値観を持った人との出会いが運命を変える。

まともに人間として接してくれる存在と出会えたプレルナが心を許していく姿には、親心の様な物が湧き上がって仕方ない!

このジェシカの様な外の人間というのも作品の一つのキーになっています。


その反面、子供をしきたりの中に取り込み閉じ込めようとする中の大人たちは徹底して胸くそ悪い。
子供達の事を思ってというのはあるけど、やはり社会構造自体の問題を感じざるを得ません。


受け継がれてきた伝統を重んじる事は悪い事ではない。
でも時代は変わっていくし、苦しむ人がいるなら変化は必要で、それを抜け出すには別のアプローチが必要な事もある。
そんな事を教えてくれる良作でした!


あと、弟は序盤こそクソガキ感あるも次第に可愛くなってきて、ついには重要な役割も担わせられたりととても良いキャラ!

あとあと、劇中早回しで建設の模様が流れるスケート場は、現在も実際に運用されているそう。
インドで今もリアルにスケーターガールが生まれているというのも胸に込み上げるものがありますね!
















🥈第2位🥈
『機動戦士ガンダム
閃光のハサウェイ』



あの名台詞の人物の2世の物語は

ミステリー全振りの不気味な幕開け






本作の予告を観て
「え、ブライト艦長の息子の話!?」
「え、作画すごい・・・!」
「これは絶対面白い!
…ガンダム詳しくはないけど」
と思い鑑賞。

もちろんそれに当たり本作の主人公ハサウェイ・ノアへの最低限と思われるファーストガンダム(劇場版3部作)と「逆襲のシャア」は入れましたが

この作品は3部作の第1部という位置付けの作品
あまり知らないシリーズの新シリーズ
果たして楽しめるのか…

という不安は結果杞憂に終わりました!


序盤からシリアス全開のアクション
一つ一つの挙動ややり取りがどれもドギツいパンチを食らってる様な緊迫感!威力!


物語と共にハサウェイの人間関係は広がっていくものの、お互いに手の内は明かさない腹の探り合いな会話劇が非常にスリリング。


そして中盤の闇夜での市街戦はこの映画で一番のお気に入り!

モビルスーツの銃弾の残骸、接触による火花が逃げ惑う市民達に降り注ぐ。
それは人からしたらとんでもないサイズ。
ハサウェイ達が逃げ惑う中で街は次々と焼かれていく。

モビルスーツ同士の戦闘=人間にとって災害
というのがよく出ている緊迫感MAXのシーンでした!


そして、このシーンが終始暗い画面というのも、またとても良かったです。
アクションが暗い画面で行われる事は、本来見えづらくなってマイナスに働きがちですが、観客が画面に抱くよく見えない、全体を把握できないという印象自体が、本作の場合3部作における1作目の役割と連動していてとても上手いと感じました。
(ちなみに奇襲により始まる戦闘なので、奇襲に有効な夜が舞台になるという物語的必然性もクリアしています!)

この勿体振らせ演出はかなり徹底していて、会話も意味深なセリフがバンバン出てくるし、ロボットアニメのキモとも言えるアレの大写しシーンもなかったりします。

明らかに意図的に気持ち良い感覚を与えないようにしていると思いますし、物語的に気持ち良かったのはハサウェイの正体明かしくらいでしたね。


たしかに事態は動き始めた。
正義も悪もない混ぜにしたまま闇で蠢くものがこれからどうなっていくのか…
ハサウェイシリーズ続編に期待しかありませんッッ!!


あとガンダム筆頭の悪女らしいクェス・パラヤ彷彿シーンもあり、これは事前知識ないと何の事やらになっていました。
マジで「逆シャア」観ておいて良かった!


















🥇第1位🥇
『Arc/アーク』



ビジュアルで惹き付ける国産SFの一つの形

日本はブレードランナーは作れないがArcが作れる






『点』『愚行録』『蜜蜂と遠雷』などの石川慶監督の新作。
前作『蜜蜂と遠雷』を配信で観て
「絶対に劇場で見ないといけない類の監督だ!」
となったので心から待ち望んだ新作でした。
さらにSFという事で、前作見る限り凄く適正ありそう!期待大!


「人類初、永遠の命を得た女性の物語」
という触れ込みを見て、どんな壮大でドラマティックな物語が展開されるのかと思っていましたが、この作品で描かれるのはかなり狭い範囲の話

不老不死を巡り生命の倫理を問うような物語ではなく、永遠の命を得た女性がただ生きた時間を描いた様な、鑑賞後そんな事を思いました。


全体的にエンタメ性はかなり排除した作りになっているのが印象的。
リナがデモ隊に襲われ一波乱起きそうな部分もさらりと終わらせていたり、夫にとある事が起きる場面も展開のフックになるシーンなのに、リナの人生に起きた一つの出来事くらいにしか掘り下げられません。


なので一見リナの心情変化描写が浅い様な気がしてしまうのですが、そういった部分は物語や台詞ではなく、映像に込められている様に感じます。

特に中盤にハッキリ現れる色演出は独特で、個人的にあれはリナの心情というか人生充実度みたいなものを表しているではないかと思いました。

そう思うと冒頭10代リナは荒れているけど、とてもエネルギー溢れる生き方をしているなと感じたり、中盤リナはとても幸せそうにしているけど、果たして…と勘繰ってしまったり。

そんなリナが辿り着いた選択には、とても静かに涙を流させていただきました。


リナ以外の部分も映像の情報量はすごくて、糸で吊られたプラスティネーション後の人間は、寿命を操られる人間の暗喩ではないかと思わせたり、とにかく過剰に語らないが故に観ていて意図を読み取りたくなる画が多い!


役者陣も素晴らしく、主役の芳根京子さんは遅ばせながら『コタキ兄弟』で実力を思い知らされたのですが、 あのドラマで感じた懐の深さを今作でも垣間見た気がします。

他で驚いたのは施設の面談?的なシーンでの、年配の方達。
どう見ても隠し撮りした様にしか思えない、あまりに自然すぎる語り方
割と地味な映画の中のとりわけ地味なシーンにも関わらず、私には強烈なインパクトが残りました!

こういう何でもない部分や、僅かに立った波風にも想いを馳せられる本作の繊細さには、日本のSF映画の一つの正解が出たような気がしました。

最近バシバシ情報を投げつけてくるド派手な映画より、こういう観る側が前のめりで受け取りにいきたくなる様な映画こそ映画館で観るべきでは!?と感じております。
石川慶監督、次回作も楽しみです!













というわけで7月の一位は石川慶監督『Arc/アーク』でした🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉

静かに胸に染み入る極上の映画体験をぜひ❗️





7月は佳作が多く上位から漏れた作品もめっちゃ面白かったです!











とはいえ6月公開作で間に合わなかったものもいくつか
・いとみち
・アメリカン・ユートピア
・クルエラ
など。

これは今月観て7月のランキングに入れたいと思います!

もう『いとみち』は観ましたが!
めちゃめちゃ良かったーー!!!




また新たな緊急事態宣言により、また観に行けない日々に逆戻りかと思いましたが、一応映画館は現状ままで大丈夫だそうなので一安心。

観たいものは観れる世の中のままでいて欲しいです!





というわけで

ここまで読んでいただきありがとうございました🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️