まさかこんな軽いとは…
ということで予約しました。
なんと 650g(カタログ値)、Fマウントの16-35 f/4G VRより軽いです(こちらは680g)。
噂通りフィルターも使用可能で、112mmという大口径ですが、純正のPLフィルター(円偏光Ⅱ)とNCフィルターの販売がアナウンスされています。
なんと円偏光Ⅱ、希望小売価格:86,790円という凄まじい値段ですが…Fマウントの1.8単焦点が1~2本買えてしまうような値段です。
星撮りにも使えそうです。
112mm口径のソフトフィルターは今のところ存在を見たことがありませんが、ゼラチンフィルターが使用可能です。
ポイントは、14-24 f/2.8G を超えると謳う画質ではないでしょうか。
私も一時所有していましたが、14-24 f/2.8Gの画質は凄まじいものがありました。
しかし、重く、また前玉に気を遣うなど、この画質を引き出すには不便に目を瞑る必要がありました。
また、フィルターが使えないため、青空を大きく入れた構図や、星景写真では他のレンズの方がかえって有利でした。
まさに条件があった時のロマン枠という扱いでした。
しかし、あのレンズを上回る画質を、素晴らしい携行性に納めたこのレンズ。
その値段に数日迷ったのち、馴染みのカメラ店に予約を入れていました。
今年はテントを持って山に登る機会が二度あり、14-30 f/4S と 24 f/1.4G (+FTZアダプター) 、24-70 f/4S を持参していました。
しかし、つい先日登った雲ノ平行の過酷な工程に、装備の更なる軽量化の必要性を痛切に感じました。
この広角と星景レンズをまとめて14-24 f/2.8 Sに置き換えれば、それだけで600~700g近い軽量化ができます(フィルターとFTZアダプター込み)。
スペックの公表前は、どうせニコンだし画質重視で重いんだろうなどと思っていましたが(70-200 f/2.8についてはCanonユーザーが羨ましくなりました)、ついにニコンからもミラーレス時代にふさわしい突き抜けたレンズが来ました。
この軽さ、あの画質が日常レベルの利便性で使える、というのが最大の魅力かと思います。
凄まじいお値段ですが、こんな時のために、毎月決まったお金を入れつつ、中高で売却した機材も貯める、カメラ貯金があります。
あと何本かレンズを売って資金を作りたいと思いますが、14-30 f/4S の処遇に悩み中です。
こちらも素晴らしい画質を誇り、携行性に優れた優秀なモデルです。24-70 f2.8Sとフィルター径が同じなのも地味にポイントでした。
ただ、重量差はわずか170g。毎回沈胴を繰り出すのも、慣れたとはいえ、無い方が良い。
無駄なレンズは持たない方なので、使用用途が「日帰り登山」とかだけになるなら手放そうか。でもこの軽さはこの軽さで捨てがたいし…
まぁゆっくり考えるか。機材は買うまでの諸々の悩みがとても楽しかったりするので。